『小さなお話し』 その45

やましん(テンパー)

『修理不能』

 ネコママ


『やましんさん、今日はおしまい。ほら、上にあがって休みなさいませ。』


 やましん


『ぐう……………………』


 ごき大将


『どした?』


 ネコママ


『やましんさん、動いてくれないのよ。』


 どぶネズミ少将


『死んだか?』


 ネコママ


『ぐう………って、言ったから、生きてるわ。落ち込んでる。』


ごき大将


『こわれたか。仕方ない。中を、見てやろう。』


ネコママ


『まあ、大将は、お医者さまも、するんですの?』


ごき大将


『いや、エンジニアだよ。人間はね、自分達は知らないでいるが、じつは、みな、一種のロボットなんだ。人間の医師には、できないが、自分は、修理工具を持ってるのだ。よいしょ。秘密だがなや。よし。ここ、腰からあけるんだ。ぎしぎし、……ほら、開いた。』


ネコママ


『まあ、すご〰️〰️☺️い。』

 

ごき大将


『あや〰️〰️。こりゃ、だめだ。』


ネコママ


『なにが、だめ?』


ごき大将


『修理、不能だな。止まったら、それでおしまい。』


ネコママ


『あらあ…………………。』



・・・・・・・・・・・・・・・・


             おしまい 😸

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『小さなお話し』 その45 やましん(テンパー) @yamashin-2

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