元おっさんが科学を使って冒険者で活躍

可惜夜

第1話 ここ、どこ?

「テスト丸つけお疲れ様です。」

「お前もな。」

俺は中学2年の理科担当のおっさんだ。今日は中間テストが終わった後の丸つけをしている。さっき声をかけてくれたのは後輩の国語教師だ。

「じゃあ私先帰りますね。丸つけ頑張ってください。」

「お前も気を付けろよ。夜遅いからな。」

「は~い」

今は22時24分だ。4の階乗だな。ん?階乗ってのはな1からその数まで順番にかけることだ。4の階乗は

1×2×3×4

だな…誰に喋ってんだろ、俺

まぁそんな話をしている内に丸つけ終わったし帰るか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ん? あの女の子赤信号だぞ?

キキーッ!!

「危ない!」

条件反射かよ。俺は女の子を押し出してトラックから突き放した

ドンッ!

あぁ俺も人生の終わりが来たか…

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺が起きたら辺りが真っ白な世界にいた。

「……ここ、どこ?」

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