ミッシング・タイム～奇抜探偵・四条司の堂々たる推理～

第０話 登場人物紹介

●四条 司（シジョウ　ツカサ）　２８歳

卓越した推理力を持ち、数々の難事件を解決に導いた私立探偵。

奇抜な色と柄のスーツを着込んでいるが、自分の格好を普通のオシャレだと思っている。考え事を始めると無意識にブリッジをしてしまう癖があり、その姿は「四条大橋」と呼ばれる。その独特な推理方法や服装から「踊る脳」・「奇抜探偵」の異名を持つ。

●煙山　正義（ケムヤマ　セイギ）　２８歳

刑事。階級は警部補。四条とは大学時代からの友人で、その推理力には絶大な信頼を寄せている。自分の担当になった事件は相談にのってもらうことが多い。すこし抜けているところがあるが、理屈ではなく感覚的に事件の本質を掴んでいる事も。

●田村　宗助（タムラ　ソウスケ）　２０歳

四条の助手。以前、四条が解決した事件の被害者の息子。もともと気配りのできる性格ということもあって、今では事務所に欠かせない存在となった。四条探偵事務所の良心。

●的場　悟　（マトバ　サトシ）　２４歳

煙山の後輩刑事。階級は巡査。刑事課にはまだ配属されたばかりで、今回が刑事になって始めての事件。その為、四条のことを直接知らず、見た目と特殊な行動からその能力には疑問を感じている。「犯人検挙１０００人」が当面の目標。

●竹下　大（タケシタ　マサル）２８歳

鑑識課の鑑識官。

煙山とは同期で四条の活躍を間近で見ている一人。

●早緑　弥生　（サミドリ　ヤヨイ）　２２歳

事件の被害者。

自室で後頭部を殴られ、テーブルに突っ伏して眠るように死んでいた。

遺体発見時、何故か馬の面をかぶり、メイド服を着ていた。

●多胡　雄一（タゴ　ユウイチ）　２２歳

事件の容疑者の一人。早緑弥生の大学の同級生で同じゼミ。

交際期間は１年ほど。早緑弥生の呼び方は「弥生」。

●麻木　圭（アサギ　ケイ）　３２歳

事件の容疑者の一人。早緑弥生のバイト先のコーヒショップの店長。

交際期間は２ヶ月ほど。早緑弥生の呼び方は「早緑さん」。

●戸川　耕太（トガワ　コウタ）　２６歳

事件の容疑者の一人。サラリーマンで、弥生とは合コンで知り合う。

交際期間は半年ほど。早緑弥生の呼び方は「弥生ちゃん」。

●森田　英仁（モリタ　ヒデヒト）　３０歳　

事件の容疑者の一人。無職。弥生のバイト先のコーヒーショップの常連。

弥生との交際期間は短く、初めてしゃべってから１週間も経っていない。

早緑弥生の呼び方は「サミー」。

●警官

早緑弥生からの通報で駆けつけた交番の警官。

遺体の第一発見者となった。