宇宙人を探そう!
さもとら
第1話
唐突だが宇宙人を信じるか?
UFOやらエリア51やらそんな感じのやつ。
俺は信じてなかったよ。あの日までは...。
それは夏の夜、バイト終わりのことだった。
ふと空を見上げるとそこには不規則な動きをする謎の光が見えた。
何だあれは?と思っている間にどこかに消えちまった。
もしかしてあれがUFOってやつなのか?なんて考えながら視線を戻すとそこには女の人がいて「ねぇ、今の見ました?」と話しかけてきた。今のって、さっきのUFOみたいなやつですか。
「やっぱりUFOだと思う!?そうだよね!そうとしか考えられないもんね!見る目あるよ!」なんて言い出した。
「うんうん。君は分かる人だね!どう?うちの部活に入らない!?入るよね!」
部活?何だいきなり、なんて思う暇もなく喋り続けてきた。
「君うちの大学の生徒だろ?見たことあるよ。私は3回生の宙。宇宙の宙って書いてそらって読むの!いい名前でしょ!で、君の名前は?宇宙人探索部入るよね?」
理解が追いつかない。何だって?宇宙人探索部?聞いたことないし、知ってた所で絶対入りたくないぞ。
「な ま え は!?喋らないと何も伝わらないよ?」
こんな一方的なやり取りが10分くらいは続いた。結局どうなったか?それはな、、、
「じゃあ空くん!入部おめでとう!同じ名前なんて運命だね!期待の新人だよ!」
漢字が違うし、入るなんて言ってない
いきなり話しかけられ、そのまま半強制的に大学の部室棟の一室に連行された。
「なんで?さっきの見たでしょ?UFOって言ったじゃん?ならもう入るしかないでしょ」
意味が分からない。
「じゃあさっそく今日の部活!宇宙人について知らないとどうしようもないからね?みっちり基礎知識、叩き込んであげるよ!」
何なんだよこれ、、、
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