地震でも、台風でも、大雨でも、スロットしていた

前にも書いたように、台風の影響で仕事はとても大変だった。家に帰りなにもする元気もなく、休んだ。

当然といえば、当然。でも、昔の自分だったらどうだったか。


久しぶりに、スロットのことを書いてみる。


簡単にいうと、地震が起きようが、台風や大雨の災害があろうが、僕はいつもスロットをしていた。

ふと思い出したのが、東日本大震災が起きた時のこと。

そのとき僕は大学院生で、学会か何かで大阪に行っていた。そして、ホテルのテレビで震災のことを知った。

その次の日、僕はホテルの近くにあるパチンコ屋でスロットを打っていた。

しかも、昼から学会なので午前中の数時間だけ。

震災のあとということもだけど、そのわずかな時間でさえスロットを打たずには我慢できなかったのだと思う。


台風や大雨の災害も何度か経験した。僕自身直接の被害にはあったことないけれど。

ただ、そういう時は、前の仕事は休みになっていた。もちろん、身の安全を守るためだけど、僕はそういう時も、近くのパチンコ屋にスロットを打ちに行っていた。


とにかく、時間があればスロット。いや時間がなかったとしても、スロット。何度嘘をついて約束を破りそのままスロットを打っていたことか……。


改めて、スロットに支配されていたのだと思う。

でも、これってなかなか人には伝わりにくい。

自分が好きでスロットに行っている、そう思われて当然だから。

もちろんそれもあると思うけど、本当に自分で自分をコントロールできていなかった。行きたくないのに行く、自分でもなぜ行かない、というそんな簡単なことができないのか、わからない。

そして、負けて、大金を失い自己嫌悪に襲われる。

でも、そんな苦しみ、他の人には理解してもらえるはずがない。それがまた苦しかった……。


今は幸い、スロットへ行きたいという気持ちは起きない。

ただ、いつまたよみがえってくるかわからないこともわかっている。

これまでだって、今みたいな気持ちになりながらも、結局再びスロットを打つことを繰り返してきたから。


依存に終わりはない、どこかで触れた言葉の気がするけど、本当にそうだと思う。


今は彼女と一緒にいたい、その目標と何より彼女の存在のおかげで頑張れている。

でも、自分はスロット依存、それは決してこの先も忘れることなく、日々を過ごしていく。




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