夜仕事が終わって家に帰ったら、女性から電話。

普段メールはあっても、遅くに電話はないので何事かと慌てて出ると、

いやぁ、ふと、今日も(スロット)行ってるんじゃないかなと、心配になって。と。

なんだろう。今までの僕なら、正直こういうのをめんどくさいと感じてしまっていたかもしれない。

なにか監視をされてるような思いになって。

いや、もちろんその原因は僕にあるけど。

でも、昨日は、なぜか嬉しかった。

こんな僕のこと心配してくれる人がいるんだって。

それと、やはり女性のこういう言葉のおかげだと思う。

すごく行きたくなる気持ちが、なんか今日はわかった気がして……。だから行ってたとしてもどうこうはないけど、安心しました。

きっと、言葉を選んでくれてるんだと思う。

こういう言葉と気持ちが、本当にありがたかった。

昨日も、もう少しお金を持っていたら、正直行っていたかもしれない。

そういう素直な気持ちも話した。

すぐにスロットをやめることは無理だと思う。

自分一人だと一生やめられやいとも思う。

誰かの力が必要。でもそれは、甘えるためとか、頼るためとか、ましてや依存するためとかでなく。

迷惑かけたらいけない、悲しませたらいけない、そういった気持ちが常にスロットを上回れば、辞められるのかなと、ふと思った。

残念ながら、今の僕はまだ、スロットの方が上回ってしまうことがある。

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