春分桜始開の頃から始める創作生活

梅雨明けグリーンカレー

　ぎゅぎゅっと詰まってこんがらがっていた仕事が、ようやくほぐれて目途が立ってきました。

　仕事用読書の活字が脳を占領していたので、趣味の読書の余裕がなかったです。

　そんなわけで、脳が煮立ってました、先月後半から今月前半。

　ひと息ついて、趣味の本に少し触れて、バインミーを食べたくなって、作って食べたら、エスニック味覚が目覚めて、湿気蒸し暑さにからだを慣れさせるのに、もっともっとと食べたい欲が出てきたよ、と、騒いでいたら、料理好きの知人がグリーンカレーを作って差し入れしてくれました。

　美味しかったです。

　ごちそうさまでした！

　でも、完食できませんでした。

　ごめんなさい……

　辛いの好きですが、タイカレーの激辛には、いつも途中で挫折してしまうのです。

　激辛を通り越して、劇辛！ だからなのです。

　ココナッツミルクでまろやかなのに、舌が、のどが、口の中が、劇的にしびれてしまって、ごはんをかきこんでも、麦茶を飲み干しても（グリーンカレーには逆効果のような気がします、食べながらの水分補給）、レタスをほおばって舌にしみこんだ辛さを絡めとっても、この辛さはぬぐいきれません。

　味はよくて美味しいだけに、涙が出てきます……きました……

　さらっとしたルーに浮いているナスとタケノコとオクラとチキンを、なるべくルーがどどっと入らないようにスプーンですくって、ごはんにかけて、少しずついただきました。

　じわり、と、こめかみに汗。

　目を閉じて、味わって、それから、窓の外の夏空を仰ぐ。

　梅雨明けです。

　では、皆さま、今日はこの辺で。