宝石箱に届いた手紙 七通目
ひきだしの向こうの君へ
お返事ありがとうございます。
その中だと黄色が好き。
どんな寄せ植えになるんだろう。こっちの世界の黄色い花でちょっと想像してみるけど、そっちのお花だとどうなるのかな。俄然楽しみです。写真待ってます。
そっか、一年の日数も違うのね。ずいぶん数字が中途半端で、笑っちゃった。でも多分、こちらの世界とは違って、一年基準で一日の長さを決めてるわけじゃないからなんだね。こっちの世界は君が思った通り、一年の長さを割って、今の一日の長さを決めたんだって。
今は、世界中一日の長さが大体一緒だけど、昔は国によっても違ったんだとか。その国毎の割り方をしていたらしい。
魔法学の試験は……、多分追試にはなってないはず! それくらいは出来た。威張れない……。
ちなみに明後日辺りから、本当に本格的に試験がガンガンやってくるので、早めの教科から、勉強してます。
残りの教科も頑張るぞ!
君も、普段は大人しいけど好きなことには熱くなるタイプんんだね。素敵だと思う。
その子とも、君とも、君が言う通りずっと仲良くしてくれたら嬉しいな。
君が尊敬する先輩、きっと素敵な先輩なんだろうな。良かったら、その先輩のことや、そのおススメの本のことも教えて欲しいな。
さて、これ書き終わったら、もうひと踏ん張り勉強したいと思います。
それでは、今回はこの辺で。
ひきだしのこちらから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます