第26話 料理

「アイナはどの依頼がいいと思う?」


俺たちはお金を稼ぐため冒険者ギルドに依頼を探しに来た


「そうですね……それならオーク討伐はどうですか?報酬金もいいですし」


「オーク10体か…そうするか、受付に行ってくるからちょっとまってて」



俺たちは受付を済ませてオーク討伐をするため王都を出た


「さっそく居たぞ!」


数は3体、


「俺が魔法で2体やるからアイナは残りの1体を頼む」


「わかりました」


ズドーン!


シュッ、グサッ


「あっけないな…いっつもワンパンだから戦った気がしないんだよな~」


「主様ならAランクモンスターも1発で倒せそうですね」


オークもCランクモンスターだから決して弱いわけじゃない、オークに殺された冒険者も多数いるらしいからな…


「さすがAランクは無理だろ…」


うん、さすがにね…?戦ったことないからわからないけど


そんな雑談をしながら歩いているとオークの集団を見つけた


ズドーン!






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俺たちは依頼を終えて冒険者ギルドに報告しに行く


今日の収入は6万Gだった

雇うまでにあと何日かかるんだこれ……


家に帰るとアイナはとってきた薬草などでポーションを作っているため部屋から出てきそうにない…

そのためやることが無い


「ご飯でも作るか…」


って言っても米がないから難しいな…

はやく米に会いたいな


オークの肉が余ってるな……

パンに挟んでカツサンドみたいにするか


オークの肉を薄力粉をつけて卵をつける。パン粉はこの世界にないのでパンを魔力式ミキサーで細かくして作る。

この世界には揚げるという文化がない。絶対に人生半分損してるよ


パン粉をつけ終わったら肉を油の中に入れる


その間にキャベツに似た野菜、キャペツを千切りにする。その後マヨネーズに似たものとからしに似たものを混ぜてからしマヨ(仮)を作る


そうこうしているとオークの肉がいい色に揚がってきた


肉を油から出してウスターソース?をたっぷりとかけ、パンにキャペツとオークの肉を挟んでからしマヨ(仮)をかける。


美味しそうにできた…よかった


ちょうどアイナも部屋から出てきた


「主様!そのパンに挟んでいるものはなんですか?」


「オークの肉を油で揚げたものだ」


「油で揚げた?とは意味がわかりません…」


「まぁ食べようぜ、きっとびっくりするぜ!」


俺たちは席について両手を合わせる


「「いただきます」」


サクッ


「ん~!やっぱりうめぇ~な!」


揚げ物最高!


「はやくアイナも食ってみろよ!」



サクッ


「……なんですかこれは!すごく美味しいです!」


「だろ!喜んでくれてよかったよ」


「主様は料理も凄いんですね」


「いや、こんなの俺の故郷なら普通だったよ」


「そうなんですか?主様の故郷は凄いんですね…。もし迷惑じゃなければでいいんですけど私に料理教えてくれませんか?」


「おう!俺で良ければ教えるぞ」


「ありがとうございます!」



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「「ごちそうさまでした」」


ふぅー、食った食った


そのあとは少しアイナと話して俺は疲れた体をお風呂で癒して眠りについた


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