第6話 「観察者?」


 「よし。引くか」


 人形が誰かに見られたかもしれんが、そんなことよりガチャが先決だ。

 4億を100万ガチャ、1億を1万ガチャに使おう。


 「400連の記念すべき1回目は自分で」


 俺は100万の札束を投入口に差し込み、レバーを回した。


 『ゴツッ』


 なんだ?

 音がいつもと違う。


 「……なんだこれ」


 落ちてきたカプセルの色は、真っ黒だった。

 その点では今までと変わりない。

 そのカプセルの隙間から、黒いモヤモヤが蠢き出ていたのだ。


 「鑑定を頼む」


 《……強力な魔力で覆われているため、失敗しました》


 「な、なんか得体が知れないし気持ち悪いな……触れてみるか?」


 俺は躊躇いながらも、カプセルを開け、中のモヤモヤに手を触れた。


 「……あれ? 何も起こらない?」


 《観察者が融ごッ……》


 「か、観察者さん!?」


 《……》


 「大丈夫ですか!?」


 《……チッ》


 「えっ」


 《はい。何でしょうか》


 「いや、何でもないです……」


 い、今、なんか舌打ちされたような……

 ま、まぁ細かいことは気にしない方がいい!!

 次行こう!! 次!!


 「『人形操術』!!百体に分かれて、100万のガチャを399回、1万のガチャを1万回回してくれ!!」


 今度は少し時間がかかりそうだ。

 ゆっくり待つとしよう。





 2時間と少し経った。

 ついに最後のカプセルを開け終わった。

 どういう原理かは分からないが、開けたカプセルたちは消えている。

 これも魔術の一環なんだろう。


 「よし。『ステータス』」


―――――――――――――――

 【ステータス】


 LV40


 有利属性 水

 職業   なし


 HP    12000000/12000000

 MP    460000/460000

 物防    68000/68000

 魔防    77200/77200

 物攻    88000/88000

 魔攻    72000/72000


 【スキル】


 ・火雷 LV57  

 ・水雷 LV52

 ・風雷 LV50

 ・光雷 LV51

 ・闇雷 LV54

 ・ファイアーレイ   LV470

 ・ウォーターレイ   LV650

 ・ウインドレイ    LV420

 ・ヘブンズレイ    LV530

 ・ダークレイ     LV340

 ・ファイアーストーム LV250

 ・アイスストーム  LV360

 ・ウインドストーム LV275

 ・ヘブンズストーム LV230

 ・ダークストーム  LV260

 ・火龍の咆哮 LV128

 ・水龍の咆哮 LV143

 ・風龍の咆哮 LV125

 ・光龍の咆哮 LV136

 ・闇龍の咆哮 LV117

 ・ブレイズバニッシュ   LV106

 ・フリージングバニッシュ LV109

 ・リーフバニッシュ    LV102

 ・ライトニングバニッシュ LV102

 ・ダークバニッシュ    LV107

 ・フレイムノヴァ 

 ・アイスノヴァ 

 ・終焉の波紋


 【特殊スキル】


 ・ステータス確認 LV10

 ・観察者 LV56

 ・簡易魔装

 ・魔装・極

 ・黒炎

 ・空中浮遊

 ・魔力探知

 ・千里眼

 ・念話


 【その他】


 ・【操術魔法】操術人形 LV6

 ・【操術魔法】拘束   LV31

 ・【治癒魔法】治癒   LV506

 ・【耐性魔法】毒耐性  LV29

 ・【耐性魔法】精神耐性 LV20

 ・【耐性魔法】窒息耐性 LV15

 ・【耐性魔法】火炎耐性 LV46

 ・【耐性魔法】凍結耐性 LV39

 ・【空間魔法】重力操作 LV35

 ・【空間魔法】異次元収納 LV38


―――――――――――――――


 なんか凄い事になってないか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る