気まぐれな王家の頼みのお使い
あなたは起きると同時に使者によって有無も言わせず城へと連れさらわれました。
城には普段旅をする仲間たちも同様に連れてこられた様子でした。
「すまないな。ハハハ」
王はそう言ってはにかみました。
「今日はいい天気だな。これなら丁度いいだろう」
王は追加でそう言うとあなた達に紙を投げつけてきました。
「そこに書かれているものを持ってきて欲しい。急ぎの頼みではないが早くに見つけたなら褒美を増やすことを考えておこう」
王が言い終わると王の部下達がまるで質問をさせないようにとあなた達を城から追い出しました。
閉ざされてしまった門の前で仕方無く唯一与えられた紙を見るとそこには、紙を投げつけてきたワグ王の王冠、絶世の美女と噂されるゴジュ第一王女の指輪が描かれていた。
第二王女のセサはしっかり者らしく落とし物はしていないらしい。
落とし物探しから早くも半日が過ぎた。
日は最高点に達していた。
「ぐううう~」
と誰かの空腹も限界に近づいている。
「私じゃないですからね!」
焦ったように顔を赤くしその顔の前で勢いよく手を降っているのは僧侶のマナだ。
「分かっていてよ。そんなことは」
「今のは俺だ」
いつもなら茶々を入れそうな魔法使いのドゥーニャも戦士のボイも疲れた様子で淡々と答えるだけだ。
「そろそろ昼飯にしないか?」
「ワタクシもそう思ってよ」
「そうですね」
パーティリーダーであるあなたに仲間達は同意を求めてきた。
昼飯にする。
「昼飯を食べるのも仕事の内だろう」へ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894917063/episodes/1177354054895315889
昼飯にしないで探し続ける。
「仕事は終わるまで続ける主義です」へ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894917063/episodes/1177354054895359655
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます