第24話 迫撃、トリプルおっぱい
【優月ver】
うーん、これどーいう状況だろ?
狭い風呂場におっぱいが3つ。
いや、1人2個だから、おっぱい6つか。
おっぱいがいっぱい、なんて言ってる場合じゃない。
「ほんと、勘弁してよー姉ちゃん。何で入ってくんのさ?」
流石の小野さんも恥ずかしかったのか、僕からちょっと離れたし。
って言っても狭い湯船の中だから、そんなに変わんないけど。
「いや、何か楽しそーだったからさぁ?どう?小野ちゃんのおっぱい、良かった?」
はあ?何聞いての?この人。てか、なんて答えたらいいのさ?
「おっぱいは立派だったけどさ、別にやらしい感じで触ったわけじゃないからね?」
あくまで確認の為、だしね。
「えーっ、エッチなおっぱい触ってムラムラしなかったの?」
「ドキドキはしたけどさ、ムラムラってのはわかんないよ。ってか今は女同士じゃん?普通、女の子同士でおっぱい揉んだらムラムラするわけ?」
「それは個人差あるんじゃない?小野ちゃんはムラムラした?」
うわぉ、小野さんにそれ聞いちゃうんだ?
「ムラムラ……かどうかはわからないですけど、気持ち良かったです……揉むのも揉まれるのも」
小野さん上気した顔で言ってるのはお湯に浸かってるからだよね?
「いいじゃん。揉みたい、揉まれたい、気持ちいい、ってのが1番だよ」
なにそれ?強引にいい方に話、持っていってない?だいたい女の子同士が風呂場でおっぱい揉み合うなんて、少年マンガのベタなヤツだよね?
「じゃ、小野ちゃん出ておいで。おねーさんが洗ってあげる」
と、姉ちゃんが例のゴールドの椅子用意しながら言ってるけど、絶対下心あるよね?
「……エアーマットも欲しいなぁ。アマ○ンで探してみょっかな」
って、なんかヤバい事、ブツブツ言ってるし。つかこの狭い洗い場のどこに敷くんだよ?
「……お願いします」
小野さん、恥ずかしそうにしながらも素直に出ちゃうんだ?
「はい、座って座って。うわぉエロい身体してるねぇ、君」
めっちゃニヤけてるんだけど?姉ちゃん。ああやっぱり、ボディソープ手につけて、直手洗いでいっちゃうんだね、やると思ったよ。
「すっごいきめ細やかな肌だねぇ。ツルッツルだよ〜」
「あ……、そこは……ちょっと……あっ」
……これなんてエロゲ?駄目だ、直視できないよ。僕は後ろ向いて、壁をガン見した。でも声はしっかり聞こえてくるんだけど。
「ここもキレイにしよーねーぇ」
「……えっ、……あっ……」
これは新手の拷問ですか?ダメだ、茹で上がりそう。マジヤバい。
「あの〜、僕先に出ていいかな?」
「はあ?アンタまだ洗ってないでしょ?次洗うから待ってなさい」
姉ちゃんにキツめに言われてしまった。なんか普段と違うスイッチ入ってるぽくてコワいな。どうして僕の周りの女の人ってこう変な人ばかりなんだろ?
こんな所、ポコさんがみたら卒倒するんじゃなかろーか?
あれ?そ~言えばあのスケベチ○コ、やけに大人しくない?
「姉ちゃん、ポコさんどーしたの?」
「ああ、あのチ○コなら瓶詰めにしといたよ」
姉ちゃんがしれーっと言う。
「ええっ僕のチ○コに何してくれてんのさ?それ大丈夫なん?」
むちゃくちゃしてんな、この人。僕のチ○コを虫かなんかだと思ってない?
「元々アンタのチ○コじゃないでしょ?あれ。それにちゃんと閉じ込めとかないと絶対覗きにくるしね?」
まぁ、確かに。あのチ○コがこんなエロい状況見逃す筈ないもんなぁ。
「おチ○コちゃん、なんか可哀そう……」
いや小野さん、君こそ大丈夫?なんか息も絶え絶えだよ?そっち向けないけどさ。
「小野ちゃん、アレ気に入ったんなら持って帰っていいよ?」
「えっ、いいんですか?」
「ちょっ、何いってんの⁉僕のチ○コなんだから持って帰られたら困るよ⁉」
「いいじゃん?1日くらい。可愛いチン子には旅をさせろって言うし。ってまぁ、可愛いくはないけど。案外、逞しくなって帰ってくるかもよ?」
いやそれ『可愛い子』だよね?チ○コ旅立たせてどーすんのさ?朝なら立っても普通だけどさ。
「僕の前に道はない、僕の後に道はできる、ですね」
「え、何それ?小野ちゃん?」
「高村光太郎の『道程』です」
いや、確かに童貞だけどね⁉小野さん、ボケが高尚過ぎるよ⁉
【ポコさんver】
あうう、全くひどいもんです。あの葉月さんは鬼ですね。
ワタシを瓶詰めにしていくなんて。
でも、ワタシは諦めません。諦めたらそこで試合終了なのです。
まあ、蓋さえ開ければいいのですよ。要は日曜にやってる国民的アニメのオープニングでネコが果物から出てくるシーン、あの要領なのです。あの頭悪そうなネコでさえ果物割って出て腰振ってんだから、ワタシが出れない事などないのです。
まず、ちょっと身体を伸ばして蓋と瓶の底を思いっきり突っ張ります。後は腰を捻って、蓋を内側から回せばいいのですよ。
よっよっと、ふんぐぐぐぐっ
こりゃかなり固いですねぇ。なかなか手強いです。
ワタシ自身もっと硬くしないと、ですね。なにかオカズがいります。
とりあえず、あの三人が風呂場でイケナイ事をしている場面を想像してみましょう。
「…………」
あっいたただただ
マズいです。ちょっと大きくなり過ぎて突っ張り過ぎてしまいました。
えーいっこのまま腰を回転させてみますっ。あっ、ちょっと動いたかも。
えいっえいっえいっえいっ
緩んできました緩んできました。
パカッ
キタ━━━━\(^o^)/━━━━!!
遂に開きました。そのまま蓋を掲げて腰を左右にフリフリして踊っちゃいました。そう、タマの踊りです。ワタシ、チ○コなんで、まあタマとは切っても切れない関係みたいなもんです。
フォーッヽ(^o^)丿
……あっ、こんなことしてる場合じゃないです。早く覗きに行かないとです。
ヒアウィゴー!
◇
……って、昔の寝起きドッキリみたいなのやってる場合じゃないです。
さて、ワタクシ脱衣場までやってまいりました。浴場からは何やら楽しそーな嬌声が聞こえてきます。これだけで欲情しそーです。あ、すいません、定番のオヤジギャグです。
もう一つお約束と言えば、脱いだ物の確認ですね。これは外せません。
早速漁ってみましょう。きゃっほー!
むーん、ほうほう、何やらうら若き女性の香りが漂ってきますねぇ。
(;゚∀゚)=3ムッハー
えーっと、これは葉月さんのオバンツでしょーか?ちょっと大き目です。
色は薄いブルーですねぇ。あっおブラもおそろーですね。ヒジョーにシンプルです。ふむふむなるほど、かぶり心地も良いですね。グッとです。
お次はお馴染みの優月ちゃんですねぇ。まあ、彼女はワタシと一心同体みたいなもんですから、新鮮味はあまりないですが。それに、まだ自分の下着は持ってないから、これは葉月さんのを借りてる訳ですね。色は薄いピンクですね。念の為、かぶっておきましょう。
……うん、いつもの優月ちゃんの香りですね。
さて、本日のメインディッシュ、小野さんのオバンツが出てまいりました。
おうっ、白ですっ!純白でありますっ!おブラも当然、白です。
ちょっと可愛らしいフリフリもついてますねぇ。意外ですっ、あの変態っぽい小野さんの事だから、黒とか赤とか紫とかひょっとしてヒモパンとか予想してたんですがね〜。白も良いですねぇ。さて、早速かぶってみましょう。
おおっ、ほうほう、なにやら淫靡的な香りがします。エロいですねーっ。
フォ━━━━\(;゚∀゚)/━━━━ッ!!
いかんいかん、なにやらワタシ、筋張って来てしまいました。血管がビキビキと浮いております。無性にこみ上げてくるものがありますが、なんとか耐えます。ここで倒れる訳にはいきません。
あ、ついでにおブラの方も頂いておきましょう。
すーはーすーはー
うーむ、なにかトリップしそーです。これは脱法ハーブより危険ですね。
危うく愛を叫びそーになります。
♪ブラブラブラ 愛を叫ぼ〜、でしたっけ?
あー幸せというのはこーゆー事でしょうか?今生きている感がビンビンします。まさにブラライブですねー。この日、この時、この場所でブラストーリーは突然に来るのです。
すーはーすーはーすーはーすーはー
「……なんやってのアンタ?」
「あ……」
いつの間にか風呂の戸が開いて、ワタシの後ろに三つのおっぱいがありました。
いや、二つづつだから、おっぱいは6つですね。
おっぱいがいっぱいで幸せです。
とか言ってる場合じゃありません。
逃げるか、それともこの場で死んだフリするか、ワタシは二択を迫られています。まあ、逃げても無駄っぽいですね。ここは一つ、死んだフリを……
と、思ってたら突然意識が飛んでしまいました。
どうやらまた葉月さんに蹴られたようですね。
ホント、困ったもんです。
【成基ver】
「えーっと、なんだっけ?あ、そうそう、今から昔馴染みが来るんだ。早速歓迎の準備をしよう。えーっと、君、誰だっけ?チ○コ?」
と、銀髪幼女のミラ教授が言う。
「
「うーん、最近物忘れが酷くてねぇ。過去の事はすぐ記憶から消えるんだよ」
「いや、時系列的には5、6分前の事ですよ?アンタの頭はニワトリ並ですか?」
見た目的には幼女だけど、中味は三十路のオバサンだしなぁ。
とか考えてたら電流流された。
「いででででででっ」
「今良からぬ事を考えたろ?」
「こんの合法ロリがっ!こんな事ばっかやってるからちっとも話が進まないんですよっ」
「おいおい、チ○コ君、迷走してるとか行き当たりばったりとか言うんじゃないよ。気にしてんだから」
「何の話だよ⁉内情なんか知らないっすよ!とにかく話進めて下さい!」
「おお、そうだな」
◇
モニターに映っているのは、峰不二子みたいなエロ体型でちょい茶色掛かった外ハネボブのおねーさんと、ポニーテールに丸眼鏡の可愛らしい女の人の2人だ。ただ、音声も聞こえてくるんだけど、たまに入る変に偉そーな声は何だろう?男の声っぽいんだけど、誰かと通信でもしてるのかな?
「よし、まず栗を投げる栗鼠行くぞ?」
ミラ教授がノリノリでモニター見ながら、ノートパソコンを叩いてる。
「なんすか?クリを投げるリスて?」
「わかってて聞くんじゃないよチ○コ君。それとも、そんなにこの可愛い私の口から言わせたいのかい?じゃあ、特別に言ってあげよう」
はあ?何言ってんだか、この人。下ネタなら常に言ってるじゃん?
「クリとリス‼」
いや、コッチ見てドヤ顔されても。ギャグのレベル、完全にオヤジだし。
「はいはい、わかりました。……って、ちょっと待て!リアクション悪いからって電流流そうとすんなっ!」
危ない危ない。危うくまたビリビリやられるとこだったよ。
「で、次は何です?」
とりあえず教授の機嫌を損ねないように聞いてやる。
「うむ、次はチ○コが生えるゾーンだな、くくくつ」
……サイテーだなこのロリ。頭ん中は下ネタしか詰まってないんだろう。
モニターで見てると、エロいねーさんと可愛いねーさんが大騒ぎしてる。
「ぎゃははははははっ、見ろチ○コくん、アレ!うひゃゃゃゃっ!」
うっわー、めちゃくちゃ喜んでるわ、このロリ。ドSかよ?
ある程度大騒ぎしてたおねーさん達は、土管の辺りで話し込み始めた。
音声聞いてたら、この2人もまあロクなもんじゃないな。見た目はめちゃくちゃ綺麗なのに勿体無い。
類は友を呼ぶってこの事だろう。
「早く次行けよ、おい。何やってんだよ?行けったら」
今までご機嫌で見てたミラ教授がだんだんイライラし始めた。すぐ切れる情緒不安定さは三十路ゆえか?
うっ、ジロっと見られた。このロリはテレパシーでも使えんのか?コワいコワい。
やがて我慢の限界が来たロリがマイクを掴んで叫んだ。
「お前ら、サッサと来んかーっ!」
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