第六考「更新ペースを考える」

でも、答えなんて分かっている。

毎日更新できた方が良いに決まっている。

でも、それが難しい。 だから毎日更新して、クオリティも保っている作家さんは、本気で尊敬している。 自分には無理だから。


はっきり言って、更新ペースは定期的に更新さえしていれば、問題ない。

2日に1話でも、3日に1話でも週に1話でも問題ない。

ただ、投稿はじめは、作品の世界に入り込んでもらう為にも、毎日更新は必須だと思う。

ちなみに私の場合、アイエル様の最強執事は連載開始当初、ある程度書き貯めをして投稿初日に5話更新した。

まとめて更新するのではなく、時間をずらしての更新。

それはあくまでも多くの人の目に触れさせる為の、私のとった策のひとつだ。

そしてそれからは、人が読む時間帯や、投稿の時間帯を考えて、出来るだけ連続更新を心がけ、一ヶ月で22話投稿した。

この22話で一章で一区切りさせて、物語の中に引き込む事に要点を置いた。


まだこの頃は勢いがあったから、更新も早かったが、次第に週に2話~3話に落ち着いた。

今目指しているのはこの周期に戻す事。 恐らくこれが一番ベストの周期。 早すぎず遅すぎない。


だが、やはりそれは目標であって、実際に実行するのは難しい。

そう考えた時、自分にできる限界の更新速度で、精一杯読者に答えるしかないと結論付ける。 それもまた自分の実力。

毎日更新で、作品の質が落ちるなら、少しでも物語りを考えて更新した方が良い。


でも思う。 週一更新が、恐らく読者がついてく着てくれる最低のラインだと。

漫画がその最たる例だと言える。

週刊・月刊の漫画。 漫画なら月刊でも問題ないだろう。 それは絵と言う視覚的効果が付属するからだ。 それに比べて小説はどうか?

視覚的効果は薄い。 内容を忘れられたらそれまでだ。 印象に残る絵は描けても、印象に残る言葉を残すのは、絵の数倍は難しいのではないだろうか?


私の本業は、シーズンに入ると、本当に書く暇や、小説に思考を寄せる余裕がないくらい、超が付くほどブラックになる。 お陰で今年は十円禿げになったよ!


それは置いて置いて、私は2019年10月~2020年1月まで、ほぼ更新できなかった。


前もって予告して居た事とは言え、予想よりも一ヶ月くらい長く繁忙期が続き、自分自身もどこまで書いたか、内容を読み返したりして、以前のペースに戻すのに苦労している。 やはり人は忘れる生き物で、間が空くと今まで書いて居たモチベーションがどうしても落ちてしまった。

それは私だけじゃなく、読者の方々にも言える事だと思う。


本当にそれでもフォローして下さって、今も変わらずに応援してくださる方々には、感謝の言葉しか浮かばない。


そして、自分の不甲斐無さに申し訳なくも思う。


でもその人達の為にも、少しでも面白いと思ってもらえる作品にする事が、最高の恩返しだと思う。


そして、去っていったフォロワーの皆様に、期待に答えられずに申し訳ないと謝りたい。


ただ、これだけは言える。


「継続は力なり。」


いい言葉だ。 今、更新速度が落ちた人や、止まった人、続ける事に意味がある。

頑張って週一更新までは持ち直そう。 そして妥協せず、きちんと完結させる。 きっと今まで読んでた人で、今も更新を待ってくれている人が居るなら、きっとそれが最大の恩返しになるはずだ。


もし、これから新しく連載をしようと考えて居る人が居るならば、以上の理由から、いきなり投稿を始めるのではなく。 しっかり書き貯めをしてから投稿を始めよう。 1話~5話くらいまでしか投稿してなくて、読まれないとか思ってるそこのあなた。 短編でもないのにそんな話数で読まれると思わない事です。 むしろ読まれなくて当たり前だと思いましょう。


読まれないからモチベーションが…… 一年で10話くらいしか更新できてない? そんなの読み手からしたら知ったこっちゃないです。 あなたのその作品以外にも読む作品はたくさんあります。 何故それで読まれると思える?

更新速度。 恐らく連載物は完結じゃなければ、みんなチェック項目に入ってると思いますよ。 私も少なくとも入ってます。

それでも面白ければ待ってもらえるでしょう。 私もエタった作品で、それでも更新してくれないか今でも待ってる作品はあります。

でもそんなジャストフィットする作品なんて、ほんのごく一部です。 ほとんどの人が見放すでしょう。 そこを肝に銘じてほしい。

そして、逆にそれでも読んでくれる人が居る人は、その読者を大事にしましょう。 それだけあなたの作品を気に入って貰えていると言う事です。 一生懸命その読者の期待に応えれる様に努力しましょう。


もし、更新を再開しても、誰にも最新話が読まれないのであれば、その作品は末期です。 一度消して、内容を見詰め直し、ある程度書き貯めをして、継続できる方法で投稿しなおす。 または新しい作品を、同じくある程度書き貯めしてから投稿しましょう。 そのまま続けても、読まれる確立が低いと思います。

勿論そのまま続けて、どこかで目に留まって、最新話まで読まれる事もあると思います。 それを期待するのもアリです。


とにかく更新頻度は重要です。 頑張ってください。

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