当エッセイで一番PVが多かったエピソード
一つ前の「PVを増やす、読まれるための動線について」を読んでくださった皆さま、ありがとうございます。
以前からこちらのエッセイにコメントを頂いた際に、最初の完結前と現在では創作論(カクヨムにおける)について考えが変わったことを実感していました。
先述した最新エピソードを書く際も同じように感じました。
そんな前置きもしつつ、当エッセイで最も注目を集めたエピソードについて振り返りたいと思います。
……というわけで、じゃじゃーん!
第一位は「タイトルのつけ方と読みたくなる作品の傾向」です。
最初に書いたことと逆の意見になりますが、このエピソードに限るとそこまで考え方は変わらないかなと思います。
書いた本人が読み返して印象に残ったのは、
・コンパクトなタイトルをつけられる書き手なら、ごちゃごちゃした文章を書かなそうな点もいい
・タイトルとあらすじは玄関みたいなもので、整理されていればその先の部屋も清潔感があると予想できる
タイトル=あらすじもどきが浸透して久しいですが、まず必要なのは伝えたい情報を端的にまとめられる力量だと思います。
作詞や短歌と大きく異なるのは、小説は書こうと思えばだらだらと綴れてしまうことです。
当然ながら本一冊分がだいたい10万~12万文字なので、長く書ける技術は必要です。
だからといって、冗長な文章を書く癖はつけない方がいいでしょう。
……閑話休題。
まさに読みたくなる傾向という部分に重なりますが、個人的には地の文が小説っぽい感じの方が冗長な感じを受けやすいです。
当然ながらそれを「冗長に感じさせない」テクニックもあるといいものの、現実的には敷居が高い技術だと感じています。
このトピックに関連して恒川光太郎さんの作品を確認してみましたが、冗長に感じさせないテクニックというよりも、端的に情報がまとめられた文が多かったです。
角川ホラー大賞でデビューして、独自性の強い異世界転生ファンタジーまで出版するというレジェンド作家でさえ、地の文をだらだらと書いていませんでした(ただし場面による)。
話が逸れてしまい、大変申し訳ありません(笑)
最近では暁なつめ作品から学んでいるものの、小説に関して圧倒的に影響を受けたのは恒川光太郎さんの作品です。
ベストセラーの「夜市」もいいですが、ディストピアなSF「滅びの園」。
あるいは「スタープレイヤー」と「ヘブンメイカー」の異世界転生ファンタジーもおすすめできます。
でもまあ最近基礎固めを再開して実感しますが、優れた作品から学ぶことは大事だと思います。
なろうやカクヨムのランキングで動向を把握して、抽出した要素でトレンドに寄せていくのも、ある意味でテクニックと呼べるでしょう。
その一方で、いわゆる小説を書く力、あるいは文章力を積み上げることも重要だと捉えています。
PV、フォロー、レビュー(星の数)が増えると喜びますよね。
私自身も多少の承認欲求はあるので、そういった部分に一喜一憂することもあります。
そういった外的要因以外にも、「表現したいことがか書けるようになった」とか「読み返してみたら、以前よりも文章が上手くなった気がする」。
このような喜びもあるのではないでしょうか。
今回の主旨に照らし合わせた場合、そもそもタイトルがこけてしまうと読んでもらうスタート地点に立つことすらできません。
それは無視できない以上、タイトルを意識しつつ、肝心の中身をブラッシュアップしていくことが大事だと考えています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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