強くてニューゲームでも即、俺tueeにはならない件。
no.name
第1話 強くてニューゲーム。
(皆さんは強くてニューゲームという言葉を知っているだろうか。
例えば、それは一度クリアした時の最強装備や集めた道具類であったりお金だったりが、始まりから備わってやり直す事が出来る状況だと私は理解している。
突然、何故そんな事を言い始めたかというと、今置かれている状況が、まさに強くてニューゲーム状態なのではないかと感じているからだ。
あ、今そこのあなた。よくあるご都合主義ですね。本当に乙かれ様です。とか思っていたでしょう。
だけど、強くてニューゲームの最大のデメリットて何か分かりますか?
答え。「前回の記憶がない。」です。
小説なんかの記憶思いだしあるあるとは全くの逆パターン。
何をすれば、上手く立ち回れるのかとか、そういうの一切無し。情報も一切無し。まさに、お手上げ状態。
え、なんで記憶無いのに、べらべらと強くてニューゲームとか言い出したかって?
ええ。実は今、手元にある預金通帳の金額が意味わからないことに今さっき気付いたからです。
しかも、通常の通帳には記載されないであろう[周回1105回目]とか、添付されていた。
周回。この意味を考えるなら、今までの無意識行動も納得できてしまう。
今までも変な違和感は確かに合ったけど意識したとたんに、あまり気にしなくなることもあって余り深く考えてはいなかった。
けれど、つい先程も唐突に、こんなにあったら、株式投資で一儲け出来るなとか無意識に考えていた。
この間も、学校の帰りに外人さんに道聞かれて英語で普通に会話していた。今までの[違和感]が周回での深層記憶や体に染み付いた条件反射ならば辻褄が合う。
前回のルーチンだったのか朝にランニングしていたり、変な型の体操していたり。気付くと変な呪文の様に数字と何かの単語を呟いていたり。指をカタカタ机で叩いていたり。
きっと今も無意識考察中なのだろう。
まあ、無意識中に意識するとか意味わからないけど。自覚が正解か?
そして、今回は目に見えて確信ポイ物を見つけてしまったのだ。
何故って、小学生が億単位の預金を持ってるのは流石におかしい。
てか、この預金通帳のこと親は知ってるのか?いや、知ってたら大騒ぎ所の話ではないだろう。
何せ、うちの家庭は極々一般の中小企業のサラリーマン家庭だ。塾や習い事の一つぐらいはさせてくれるだろうけど、学校は県立一般校。
どう考えても子供に億貯金とかさせるはずが無い。
なので、とにかくヤバい。なんとか、このお金を親の見えない状況にしないとまずい気がする。なんか家庭崩壊一直線の気配がビンビンするのだ。
そう思えるのは前回の私がやらかしたからかもしれないが、前回の記憶がないので、あくまで予測でしかない。
それと、無意識だと思考出来るのに、現在の僕が意識すると出来なくなるのは困ってしまう。そうなると、途端に頭が回らなくなる。
まあ、小学生の思考に戻るとも言えるが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます