第161話【underestimate】

「目を撃ち抜いたはずなのに見えてるのか!?」

「お前は頭が間抜けなのか? 俺には三つの頭が有るでは無いか」


バンドの指摘にもっとな返事を返す王。


「この街を襲うとは何が目的だ!!」

「この街はついでだ、 俺の目的はロダンの抹殺

ついでにバンテージも始末させて貰おうか。」

「何だと!? 俺がついで!?」


バンテージが驚く。


「あぁ、 ロダンはアンデッドを浄化する魔法を持っている事は調査の結果

分かった事だ、 そこでロダンを始末せよとの魔王様直々のご命令だ

アンデッドの探知が出来るから街の外に誘き出したら

勇者様御一行も釣れたという事だ」

「舐めてくれたな!! エイド!!」

「駄目だ、 高火力の魔法を使えない!!」

「何故!!」

「街中だぞ!? そんな事出来るか!!」

「~~~~~!!」


悔しそうにするバンテージ。


「バンテージよ、 お前のパーティの最高火力は

賢者エイドの大魔法メテオストライク、 確かに強力な魔法だが

ここでは使えまいなぁ?」


にやりと笑う王。


「DeadEnd!!DeadEnd!!ヒール!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!

DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!ヒール!!DeadEnd!!

DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!

DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!ヒール!!

ヒール!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!」


王の言葉を無視してDeadEndでフェンリル達を浄化するロダン。

フェンリル達に攻撃を受けてもヒールで回復する。


「確かに凄いタフネスだな・・・ヒールと浄化の魔法を連発するとは・・・

しかし11万も使えるとは思えない・・・」


くくくと笑う王。


「王、 一つ言っておこう」

「何だ?」

「勇者を舐めるなよ」


そう言うと剣を高く振りかざして剣に炎を纏わせ

巨大な魔法剣を造り出した。

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