第160話【Wan】
「今回は助かりました!! ありがとうございます!!」
自警団の団長チョップが頭をロダンとバンテージ達に下げる。
「いえいえ、 気にしないで下さい、 アンデッドが居たら誰だってこうしますよ」
「その通りだ、 しかし一体何でアンデッドがこんなに大量に来たんだ?
テック爺さんを襲う為なのか?」
「それは違うぞ」
ドンッ!! と何かが自警団の後ろに落ちて来た。
それは巨大な二足歩行の三つ首の狼だった。
猛烈な腐臭を感じるそれは明らかにアンデッドだった。
「何者だ!?」
「魔王様の直属配下、 四天王が一人、 王と書いてワンだ」
聞くや否や行動は早かった。
「フレアスネーク!!」
エイドは炎系魔法の中でも高位魔法であるフレアスネークを放った。
非常に高熱の炎の蛇が王に襲い掛かる。
カリエとバンドの矢が王の目を貫く。
バンテージの魔法剣が全力で解放し剣が赤熱し真っ赤に染まりながらバンテージが突っ込む
そしてロダンがDeadEndを唱えながら王に向かう。
「おっと」
王の体からにゅるっと狼達の顔が生えて飛び出す。
【フェンリル】だ、 獰猛な狼型のアンデッドである。
「くっ!!」
「DeadEnd!!」
何とか迎撃しフェンリルを撃退するロダンとバンテージ。
フレアスネークもフェンリルを大量に飛ばし激突させて無効化する。
「まだまだいっぱいいるぞ」
うぞうぞと次々とフェンリル達が湧いて出て来る。
「俺は集団行動に特化したアンデッドだ、 体内に大量のアンデッドを収納出来て
何時でも戦力として使える」
「DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!
DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!
DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!DeadEnd!!」
王の言葉を無視してフェンリル達を浄化するロダン。
「お前が如何にアンデッドを浄化しようとも物量は絶対的だ
お前が浄化し切れない量のアンデッドを持って来た
その数、 11万飛んで5500、 諦めろ」
「DeadEnd!!」
ロダンは無視した。
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