第126話【tournament】

「それでは大会のルール説明を致します!!

試合は舞台上の四角形のリング場で行われます!!

武器は何を使用しても良いです!!

そして勝利条件は三つ!!

①相手の戦闘不能!!

②相手の著しいダメージ!! このダメージは審判が判断します!!

③リングアウト!! つまり相手をリングの外に出す!!

この三つの内、 どれか一つを達成すれば勝利になります!!」


ゾラが説明を続ける。


「また今回の大会はトーナメント形式で行われます!!

1回戦第1~10試合、 2回戦1~5試合、 準決勝1~3試合!!

準決勝の前で敗者復活戦を行います!!

敗者から抽選で選ばれた4名で行われるバトルロイヤル!!

勝者が準決勝に駒を進め、 3名によるバトルロイヤルの決勝戦になります!!」

「今回は4回も戦うのか・・・ヘアセットが持つかな?」


フィールズが髪を弄りながら愚痴る。


「そしてトーナメント表ですが組み合わせは全て抽選で行われます!!

最初の10試合を抽選で組み合わせを決めて、 次の5試合も抽選で組み合わせを決める

毎試合組み合わせを抽選で決めます!! これは公平性を高める為の措置です!!」

「ふん、 どうせ一番強い奴が勝つのに公平もクソも無かろう」


ハンスが野次る。


「それでは抽選を始めます!! くじは此方で用意しているので引きます!!」

「「「「「お前が引くのかよ!!」」」」」


参加者が引くのかと思ったら主催者が引くと言う事に驚く一同。


「第1試合ハンスVSヘツブ!!

第2試合カリエVSナッツ!!

第3試合ソルトVSベアード!!

第4試合ロダンVSホワイト!!

第5試合ポンセーVSミスターX!!

第6試合ナリキンVSピー!!

第7試合バンメンVSモルガナ!!

第8試合フィールズVSキス!!

第9試合時代VSアーモンド!!

第10試合フギットVSヘーゼル!!

選手の方はリングに登って下さい!!」


ヘツブは勢い良くリングに上がった。


「へっ!! 俺の相手はチビの娘か、 なら本気を出すまでも無い」


そう言ってハンスは棍棒を持ってリングに上がった。


「第一試合の選手が揃った所で始めたいと思いますが

ハンス選手はそれで宜しいのですか? 貴方の武器は斧では?」

「へっ、 こんなチビ相手に本気を出す程、 大人げない訳じゃないんだ

棍棒で充分だ!!」

「ふん、 弱い奴程良く吠える」

「吠えてろチビ」

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