第28話【Drowse】

天使の作った食事を食べて入浴してベッドに横になるロダン。

普段は剣を振ったり、 かなり疲労困憊でベッドに入る為、 直ぐに眠るが

今日は考え事をしていたので大した疲労感は無かった。

その為、 考えながら眠っていた。


(天使さんを何とかする方法・・・・・うーん、 如何すれば良いのかなぁ・・・)


そう考えている内にだんだんと眠くなり思考が滅茶苦茶になる。


(デッドになでられるー、 あたまくしゃくしゃー

デッドのなでなでを避けて天使さんのなでなでコンビネーション

・・・・・コンビネーション?)


ガバッと起きるロダン。


「うわ、 吃驚した、 如何したロダン」

「デッド、 ココに人を呼ぶ事は可能かい!?」

「いや無理だけど」

「ショボーン(´・ω・`)」


しょんぼりするロダン。


「と言うか突然起きて如何した」

「いや・・・ギルドなり何なりと連携して大勢で天使さんを袋叩きにしようかと」

「発想が恐ろしい、 だが悪くない考えだ」


ニヤニヤするデッド。


「悪くない考えだと思ったけど悪くない考えなの?」

「筋は良い、 とても良い」

「そうなの・・・・・」

「・・・・・」


ニヤニヤするデッド。


「・・・・・」


ロダンは何となく、 本当に他意は無く尋ねた。


「デッドは手伝ってくれないの?」


何気なく尋ねるロダン。




静寂




「デッド?」


デッドの肩が揺れる。


「ど、 如何したの?」

「その言葉を待っていた」


にぃいいいいいいいいいと口が三日月の様になる位笑いながら喋るデッド。


「良いとも協力してやろうじゃ無いか」

「本当?」

「あぁ本当だとも、 このデッド様がお前に享受してやろう」

「何を教えてくれるの?」

「死だ」

「死?」

「その通り」


ロダンは黒板にでかでかと死と書き記した。


「とどのつまり即死魔法」

「即死? ってつまり・・・」

「相手のHPがどれだけあろうが関係無い、 即死させる魔法と言う訳だ」

「おぉー・・・という事は天使さん死んじゃうの?」

「まぁアイツは元から死んでいる様な奴だから元居る世界に帰るだけとも言える」

「そうなの・・・じゃあその即死魔法って言うのを教えてくれるんだね」

「教える、 と言うか感じて貰おうか」

「感じる? どういう事?」

「考えるな、 感じろ」


デッドはロダンの頭を鷲掴みにした。


「なにを」

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