第30話 バレンタインの女神様!

 サトリ:人間の皆さんこんばんは、ナレーターのサトリです♪フェニックスの集う不死鳥島を冒険中のもぐもぐガールズの皆んな、島の中央にあるとても大きなカカオの木の前に行くとそこに1柱の女神様が居ました。


 天界時間18:55 不死鳥島 グランカカオ前


 杏:おっきな木です!  


 小雪:ほむほむ、これはカカオだべ。チョコレートやココアの材料なんだべよ♪


 リタ:リタ、チョコレート大好き♡


 雛:ウチもどしゅ♪


 ミオ:ミオはダメでにゃんす、赤ちゃんの頃に嫌な思い出あるでにゃんすよ。


 ミシェル:あ〜、猫にカカオは毒っていうっスからねぇ。 

 

 プリシラ:ちょこ〜?


 木花:プリシラちゃんは食べられない事はないけど、赤ちゃんはまだダメですよ。


 シャルロット:何故ですの?


 木花:チョコレートは大人や幼児に比べて虫歯になり易いのは勿論の事、肥満の原因にもなるんです。その上、脂肪分が多いので消化にも良くないんでよ。病院に行くほどの毒ではありませんが、成長のためにはまだ早いというだけですね。


 プリシラ:ちょこ、メッなの?


 木花:お腹に良くないだけですよ、もう少し大きくなってからですね。


 プリシラ:あい。プリシラ、我慢する。


 木花:良い子ですね♪


 プリシラ:あ〜い♪


 木花:あ、純ココアを耳かき一杯分でミルクに混ぜる程度なら大丈夫ですよ♪


 プリシラ:ココア♡


 ミシェル:それ普通の赤ちゃんの体格基準っスよね?ならプリシラちゃんみたいな体長500メートルのジャンボベイビーの場合は小さいスコップが適量じゃないっスか?


 木花:ですね。


 杏:あ、あそこにお姉さんが居るです。


 ローザ:あれは・・・ロゼリア?


 シャルロット:お知り合いですの?


 ローザ:美と愛の女神イシュタル、その本家筋の女王だよ。何したんだろう?


 小雪:お姉さん、お困りだべか?


 ロゼリア:うん、好きな女神ひとへチョコレートケーキを作ろうと思ってね。ここのカカオが天界宇宙で上位を争う高品質つて聞いたからコレを使おうと考えてるの。


 小雪:バレンタインデーだからだべなぁ・・・うっし!オラがお姉さんのために人肌脱ぐっぺよ♪


 ロゼリア:有難う。


 ローザ:ちょっ、師匠!それは私に教えてくれるんじゃなかったんすか⁉︎


 ロゼリア:ポ、ポセイドン様⁉︎


 小雪:ちゃんとおめえにも教えてやっぺよ!


 ロゼリア:でもコレ、神々の能力ちからを抑える天然の結界が張られて登れないんです。


 プリシラ:う〜・・・


 カカオの木に向かって張り手をすると大量の巨大カカオの実が落下してくる


 プリシラ:どしゅこ〜い!


 ミシェル:コレ、実が落ちてくるというより空爆っス。


 プリシラ:あっ、もいっちょ〜・・・はぁ〜・・・どしゅこ〜い♪


 小雪:プリシラちゃん凄いべ♪


 木花:流石はヨトゥン王家のお姫様、赤ちゃんでも物凄い怪力。


 プリシラ:ふんすっ!


 小雪:さ、これでチョコレートケーキ作んべよ♪


 ロゼリア:は〜い♪












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