第24話 夕暮れ時のおチビさん

 サトリ:人間の皆さんこんにちは、ナレーターのサトリです♪ネプチューヌ帝国でもぐもぐガールズの皆んなはラジオ体操に海水浴に潮干狩と海の国を満喫中♡中には水着姿を盗撮したり脱ぎたてお洋服や下着を盗もうとしたりとクソ生意気な女神共・・・じゃなかった!困った女神様ひと達も居た様ですが、遊び疲れて夕暮れ時の縁側で一休みしてますね♪


 天界時間16:39 ネプトゥヌス海浜公園 海の家


 風鈴鳴り響く縁側で無言になってキュウリを頬張る5人


 シャルロット:私、ふと思うのですけど。


 ミシェル:なんスか?


 シャルロット:朝はラジオ体操して海浜公園で海水浴して潮干狩り、いっぱい遊んでいっぱいご飯食べてキラキラしてたのに何故に夕方の縁側に座る幼女達ってあんな哀愁漂あいしゅうただようのでしょうか?


 ミシェル:確かに絵になる光景ではあるんスけど、大人でも見せない哀愁漂う姿っスね。


 木花:遊び疲れてるのもありますけど、楽しい1日が終わるのを名残惜しく見てるのかもしれませんね。


 杏:キュウリ美味しいです。


 小雪:夕日が綺麗だべ〜。


 リタ:リタ知ってる、こういうの黄昏時たそがれどきっていうんだよ〜。


 雛:リタちゃんは物知りどしゅなぁ。


 ミオ:ト〜ン〜ボさんが飛んでるでにゃんすぅ。


 ミシェル:あのキュウリどうしたんスか?


 シャルロット:ネプチューヌ帝国名産の水面胡瓜みなもきゅうりっていう水中で育つ珍しいキュウリですわ。


 木花:この国で唯一の淡水湖たんすいこである神波湖かんなみこの近くの水田で育ててるんですよね。


 シャルロット:ええ、普通のキュウリより瑞々しく歯触りの良さで評判なのですわ。


 ミシェル:それにしてもあの子達よく食べるっスね。アレって食べ始める前は皿いっぱいに40〜50本なかったっけ?


 シャルロット:もうあと5本しかありませんわね。


 おかわりを持って来るローザ


 ローザ:どうかな?キュウリ美味しい?


 杏:冷えてて美味しいです。


 小雪:この味噌も美味しべ。


 ローザ:あ、分かります?私の自信作なんですよ〜♪


 リタ:リタはこのお塩が美味しい。 


 ローザ:水面胡瓜用に改良を重ねて作った専用の塩だよ〜♪


 ミオ:ミオは〜、この辛子味噌が美味しいでにゃんすぅ。


 ローザ:辛子⁉︎大人用に用意したけど大丈夫?


 ミオ:ミオは〜、辛いの平気でにゃんすぅ。


 雛:ウチは味噌も塩も両方好きどしゅえ〜。


 店員:ハ〜イ、麦茶お待たせしました〜♪


 杏:んくっ・・・んくっ・・・ぷっは〜っ!


 小雪:こ〜んの一杯のために生きてる様なもんだべぇ♪


 リタ:杏ちゃんと小雪ちゃんオヤジみたい。


 雛:うまうまどしゅ〜♡


 ミオ:キュウリに麦茶は合うでにゃんすぅ♡







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