相棒と再会!
パーティ!に行くことなったちくしょうめ!
……なぜか今、お父さんから爆弾発言を喰らった。
「ええと、お父様? 今、なんと?」
困り顔で言うと、お父さんが苦虫を噛み潰したような顔で言った。
「…甘夏さん主催のパーティーがあるから、私と一緒に出てくれないか?」
パーティ!? いやいや、そこでまた攻略対象と会ったら洒落にならん!! と言うかめんどくさい!!!
心の中で猛反対しているのに、私の口は勝手に開く。
「ええ、もちろんですわお父様」
おおぉぉいいいいぃぃぃ!!!!!! 私の馬鹿!!!! そこは断れよ!!!!!!!!
なぜ言うことを聞かんのだ私の口はああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!
「そうか、よろしく頼む」
そう言ってお父さんは部屋を出た。
あ、おいっ!!!!!!!! まだ言いたい事があるんだけど!? まじかよこの野郎!! フ○○○○!!!!! 中指立てても良いよね!?
…自分の部屋に戻ろう。そうしよう。
自室にて私はゆうに愚痴りまくった。
「マジで何なの!!! 普通に令嬢させてよ優雅に過ごさせてよ!!!!」
私はボフッと勢いに任せて枕をベッドに投げつけた。
『いや、僕に言われてもねぇ? どうしようもないよ』
イラつく私を横目にゆうは呆れた表情をしている。
「神様パワーでなんとか出来ないの!?」
『神様パワーって何それ。そんなのないよ』
ゆうは更に呆れて溜息をつく。
対策ない…ああああ!! どうすれば良いんだよ!! ん、ヒロイン達と友達になれば良くね?おっ、私にしては名案!!!! そうだよ、この際開き直って友達になればいいんだよ!!!!!
「ああもうっ!!! こうなったらヒロイン達と友達に、なってやる!!!!」
『はぁ』
こうして私は新たな目標を宣言したのだった。
『くだらないけどね』
「そんなこと言わないでええええぇぇっっ!!!!!!!」
いずれキャラ崩壊しそう。
『もうしてる』
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