第8話 おんなってやつは

致し方なし。致し方ないよね。

だって不衛生じゃん。

自分にそう言い聞かせつつも罪悪感と好奇心で、手が震える。


そういえば女は男の感度の数倍って聞いたなぁ。


そんなことを思い出すと余計に手が震えた。

サッとひと拭き。


なんだ全然大したことなかった。

むしろ普通すぎて拍子抜けした。ペーパーを便器のなかに落とし、ジャーっと流す。

なんとなく、部屋に戻りベッドに横たわる。

なんだか腑に落ちない気がして、もう一度、直接触ってみた。


バッタン!ベッドが跳ねた。


いや、俺だ。俺が跳ねたんだ。

なんだこれ。え?こんな?これヤバすぎ。まじか、ここまでなのか。語彙力もやばい。

薄々感づいてはいたよね…おっぱい揉んでたときから。

女はみんなこうなのか、「この身体」の感度がやばいのか。

自分の感覚すら信じられなくて、

もう一回!ビクン!

もう一回!ビクン!

やってるうちに夜が明けてたよね…


いや、むしろ昼だったよね…

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