妖怪退治

「さてと行きますよ。」

疲れている俺たちに鬼の事を言っていた。

「はいはい疲れた。」

「まったく、怒らせるんじゃないよ。」

しばらくして森林についた。ここにどうやら妖怪がいるらしい。

「オラオラ、どこじゃあなぶっ飛ばす。特攻してやる。はは恨むんだったら俺ない誰かにしろ。」

やる気に満ちた表情。走って行ってしまった。

「あの毘沙門天様平和的な和解を。」

「この脳筋神はいう事聞かないよ。」

「ギヤーーーーー。」

これは特攻失敗のご様子。……分かっていた。

……さてと行くか。

ノソノソこっちにくる。

「よし二人わかってるよね。特に雨寺。あんた失敗したら許さないよ。」

八雲はそう口にする。

「うーんと誰だ。今宵は宴なのに。」

よし必殺。神の土下座。これにより相手の戦意喪失。

「何だな、この人なのか分からない人。」

「先程はうちの部下の毘沙門天がご無礼しました。」

「あいつかな。突然襲ってきたから妖術を使って気絶させた。つかれたな。」

「そうでございますか。ならここはこの酒をどうぞ。ささやかですが。」

ちょっと待てお前いくらでもそれはあかん。そんな表情になってしまう。それを察して。

「雨寺様。今はダメです。」

小声で黒乃が言う。

「それは気が利くね。宴参加しない。」

と妖怪に引き連れられる。うーんとね。いいんだけど何これ。どこかの会社かよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る