210日目-⑫
魔王が勇者になって【七十一日目】
※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。
『お、見つけた』と魔王。
『勇者!?……じゃないのだな。紛らわしい限りだ』と国王。
私たち一向は国王と王女が捕らえられている牢獄へ地下を潜って辿り着いた。
『あー説明すんのめんどくさいなぁ、ってならなくて安心したぜ国王』と魔王。
『相も変わらず口が悪いのう』と国王。
『お久しぶりです、国王』と聖龍。
『こ、こんにちは……』
私と聖龍は『サン王国』から魔王城の帰りの途中に魔王からの命でロク王国へ向かっていた。命とは『サキュバスが魔王を裏切り『ロク王国や他国を乗っ取る可能性について』、そして『裏切ったサキュバスが勇者を殺したことについて』のこと』だった。そのため
『お二人ともお久しぶりです。息災でしたか?』と王女。
『はい、傷一つなく』と聖龍。
『虚勢をはるな虚勢……』と魔王は突っ込んだ。
『まあ、つもる話もあるだろうが一先ず外に出るぞ』と魔王は皆を急かせた。
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