210日目-⑧

魔王が勇者になって【七十一日目】

※魔王本人により頭こと以下省略が代筆を行う。

私と聖龍は魔王のいる牢獄まで辿り着いた。

その魔王はというと。

『ぐったりしてますね』

牢屋の中で倒れていた。

『頭!爆発はないだろう!?ビックリしたわ!!』

『いいじゃないですか、こうして兵士を追っ払えたんですし』

『全然良くない!あんな音を聞くぐらいなら牢屋でUNOやってた方が楽しいわ!』

『あーーその言いぐさはひどいですね。魔王と言えどしてもらったことには感謝してもらわないと』

『はいはい、ありがとうございました』

『うわあああああーー心から謝っているとは思えませんが……というかなんで私が爆発させたって決めつけるんですか?』

『え!?』と聖龍。

『お前も大概だな。聖龍が引いてるぞ』

『冗談ですよ。まあ、聖龍は爆発とかはしなさそうですね』

『場合と状況によりますね』と聖龍。

『場合とは?』と魔王。

『そうですね……敵城に攻め込んだ時とかですね』

私と魔王は黙った。

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