208日目-⑦
勇者になって【六十九日目】
敵兵は数時間立つが、トラップ魔法などなどにより進軍を妨害されまだ身動きを取れずにいた。
トラップ魔法などから漏れた敵兵をシラミ潰しに倒していた。
そんな戦場まで付いて来た頭はボリボリと音を立ててスナック菓子を食べていた。
『……』
『いります?』
『……ください』
『欲しいなら、もっと早く言ってくれればいいのに』
『緊張の糸が緩んじゃうから貰おうか悩んでいた』
『だからって気を張りづ付けたって疲れちゃいますよ。あ、魔王さん火下さい』
『?』
『焼きマシュマロです』
……緊張感が。
『一応、これ魔王軍と『ニッ国』の存亡をかけた戦いなんだけどな……』と声を漏らした。
『まあ、何とかなりますよ。それより火です。魔王さんの分を作りますから』
早々に焚き火をくべた。
『それに言うなら私だけじゃなくて、屋敷にいる皆にも言ってくださいよ』
『なんで?』
『屋敷の皆なんて鍋やってるんですよ』
『な、なんだと……』
道理でパイモンがこっちに来て暴れようとしないわけだ。
鍋は許せん。
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