勇者になって【四十七日目】

『そういえば、魔王以外誰か死んだ奴っていた？』

『いえ、色々と混乱していまして。確か魔王様だけだっただと思います』

『そっか、良かったよ……ただ魔王は殺されちまったんか。どうすっかな』

もしかしたら、元に戻らなくなるんじゃないか？

『魔王様は蘇生の魔法は使えるのですか？』

『昔に親父に教えてもらったんだけど。忘れちまったな。あとはどっかの国の国宝に『復活液』があることは聞いたことがあるな』

『でしたら、よかったです。彼には傷つけられたことがありましたが。いなくなると寂しいです。彼を助けて下さい』

『おう、任せられた』

『あのーいつになったら着くのか教えて欲しいっす』

頭は高所恐怖症なのか、ぶるぶるしていた。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい