158日目
勇者になって【二十二日目】
ベッドから落ちて目が覚めた。
『いててて……』
『大丈夫ですか?』
ベッドのそばの椅子に座っていた少女が話しかけて来た。驚いている様子だ。
誰だろうか?
『……大丈夫ですか?』
あー大丈夫です。問題ない。
『よかったです』
『……貴方はどちらさまですか?』
『……申し遅れました、わたくし『サン王国』のメイドをやっているものです』
メイドさんだった。
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