144日目

勇者になって【八日目】

ロク王国城―王宮の間。シスターに案内されて到着した。

早速王様に謁見した。髭がもじゃもじゃもおっさんや。トランプの13みたいな感じのおっさんや。

『おおお、勇者よ。なんだ捕まってたと思ったのに生きていたのね、はっはっは』

シスターの予想が的中してる。なんて安直なおっさんなんだ。愉快だな。

『帰って来たばかりで申し訳ないが『サン王国』からの依頼が届いてな。王様じきじきの依頼なのでな、行ってくれるか?』

『はい任せて下さい』とシスターが返事をした。

なんでシスターが返事するんだよ。

『頼むぞ』

『はい!任せて下さい!』

どうにでもなれ。



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