同棲かと思ったら彼女できました

竜王

1章

第1話 始まるのかよ…

 俺の名前はほし 流星 りゅうせい、名前以外、何の取り柄もない高校生━━━━になりたかった男である。


 なぜ、何の取り柄もない野郎になりたいのか、それは俺のあることが関係している。


 俺は昔から厄介ごとに巻き込まれやすい特殊スキルを、というか呪いを持っていた。とは言っても、別にラブコメ的な意味でも涼宮ハ○ヒのようなことが起こるわけではない、交通事故やいじめ、病気のようなマジもんばかりだ。


 ここまで来ると逆に今、無事に過ごせているのは運がいいと言えるのかもしれない。


 自分で言っておいて何だが、これは厄介ごととは言えないくらい、その領域を越えていると思う。


 でも、その厄介ごとがついに役に立つ時が来たのだ。なぜなら目の前には白髪美少女彼女がいるのだから。

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