無欲な王様
いつかの時代、どこかの国に、とても豪勢な暮らしをしている王様がいた。
毎日五食はご馳走を食べ。
美しい女性を百人も侍らせ。
楽団を呼びつけては、一日中陽気な音楽を演奏させていた。
もちろんそのお金は、民が一生懸命に働いて稼いだお金だ。
そんな王様に対し、民はとうとう反乱を起こした。
反乱の首謀者は、捕らえられた王様に対してこう言った。
「強欲な王め。お前の欲のせいで、大勢の民が飢えて死んだ。地獄に落ちるがいい」
すると王様は、
「わしほど無欲な人間はいない。なぜなら、わしは
と言い返した。
王様は首をはねられたが、その顔に反省の色はなかったという。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます