『五〇〇〇年前の日常 シュメル人たちの物語』小林 登志子

『五〇〇〇年前の日常 シュメル人たちの物語』新潮選書 小林 登志子∥著(新潮社)2007/02


今までなじみのなさすぎた時代のせいで、読み始めはまったく全然内容が頭に入ってこなかったのですが、著者さんの話運びが上手で、資料写真や図解も豊富、史料を駆使して5000年前の生活の一部を窺うということで面白かったです。


交易品の中でもラピスラズリが重要、瀝青の万能性。それからちょっと円筒印章の印影にハマりました。図柄がなんかカワイー。そうですよねえ、粘土板の文化ですもの、コロコロスタンプが合理的ですよね。それにしたってなんかカワイイ。


そして、固有名詞がとても中二感……。響きが中二なんですよね、なんか。ということで、今度の新作短編のキャラ名は古代メソポタミアから拝借しようと思いました。



初出:読書メモ55 近況ノート2022年12月25日

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