『文明開化がやって来た チョビ助とめぐる明治新聞挿絵』林 丈二
『文明開化がやって来た チョビ助とめぐる明治新聞挿絵』林 丈二∥著(柏書房)2016/10
明治時代の新聞の豊富な挿絵から当時の情報を読み取っていくのですが、著者さんのすっごい細かいツッコミと探求がすっごい(笑)
それだけ当時の挿絵が見どころ満載で面白いです。西洋画を学んだ画工が増えていくとだんだんと雰囲気が変わっていってマンガみたいな挿絵も登場します。
けど、私は初期の頃の、浮世絵みたいな、陰影を用いないはっきりした輪郭線の絵の方が見ごたえがあると思いました。隙間風を防ぐために壁に貼り付けた反古紙の書き込みとか、瓶のラベルとか、こまごました生活道具とか、書き込みがとにかくすごいです。
こういった挿絵を添えられた三面記事や投稿欄の内容も興味深いです。激動の時代、いろいろ言う人は多いよねっていう。
当時の連載小説にも興味深々になっちゃいました。めっさ大衆娯楽っぽくて参考になりそうですw
初出:近況ノート2022年7月6日
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