第119話 お王家に伝わる?お祝いガチャ??

ランナルと4人の王女との結婚が発表された。


え?婚約じゃなく結婚?


色々言いたい事があるが・・・・


まあ、関係も持ってしまってるから仕方ない・・・・のか?

美女だからいいけど・・・・カチヤ達の事を思うと・・・・


「先手必勝ですわ!」


よく分からないけど、カチヤは気合が入っている。


「4人より先に!」


何が先かはわからないが、ヘインチェも気合ばっちり。


「体力は負けん!いざいざ!」


何がいざなのか、エリーザベトの気合は凄い。


で・・・


「俺の気持ちは考慮されないんですか?」


「何言ってるんですか!こんな美女3人に囲まれて!早く覚悟を!」


カチヤさん・・・?何を覚悟なのですか?


「そんなのわかりきってるじゃないですか!子作りですよ子作り!」


なあもっとオブラートに言えないんですかヘインチェちゃん?・・・


「何をいまさらお互い夫婦なのだ!さあヤりまくるぞ!」


ちょ・・・引きずらないで・・・・


こうしてランナルは戦場ベッドへ駆り出されたのだった・・・・無論、負け戦だ。


・・・・

・・・

・・


幸か不幸か、妻には派閥ができてしまっている。


もっと仲良くしてほしいんだがな・・・・


無論派閥の一つは王女4姉妹だ。


もう一つは先に結婚していたカチヤ達3人。


別にいがみ合ったり仲が悪いわけではないのだが・・・・


明らかに何かを競い合っている。


何をだ?(誰が一番先に男子を出産できるかです)


で・・・・どうやら隣国からお祝いが届くようで・・・・


何故か俺が自ら受け取りに行くよう王様に命令された。


しかも多数の兵を伴ってだ。


は?何でこんなに兵がいるんだ?


ちなみに数万人だ。


なあ・・・・お祝い受け取るのに何で?


「王様・・・・?自らの婚儀のお祝いに、何故多数の兵を伴ってお祝いを受け取りに行く必要が?」


「行けばわかる・・・・あ、そうだ・・・忘れる所だったぞ?娘を4人共娶ったのだ・・・・お祝いガチャ、4回分回してから行ってくれ。」


は?何それ?


「あなた?婿殿が困っていますよ?」


「だってさ・・・説明面倒じゃないか!」


「こう言うのはきちんと説明しないといけませんわよ?」


王妃様はそう言ってくれるけど・・・嫌な予感しかしない。


「仕方ねえな・・・古来より王家の娘を娶った男は、戦場に赴く時にガチャをするんだよ!」


あーやっぱりそうですか・・・・


「なあ・・・お祝いって・・・戦争か?」


「さ…さあ?何の事やら?」


「貴方!あ、ごめんなさいね・・・でもね・・・お祝いガチャは回していってね?」


なんぞそれ?

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