第65話 収束

その後は、親方らがダンジョンの奥へと向かい、残党狩りを開始。


クラン何某の・・・・また忘れた・・・・活躍もあり、どうやら上層のダンジョンの異変は終息したようだ。


それに伴い、魔物がダンジョン外にあふれる事もなくなり・・・・


・・・・

・・・

・・



「終わった!!」


「何とか切り抜けました!」


「君の攻撃、なかなか良かったぞ?」


「素晴らしいですわ!」


女性陣が俺をほめてくれる。


いい気分だな・・・・


「お、今回の一番の立役者じゃねえか!いやあ・・・・俺らS級クランなのによ、あまり役に立てられなかったな・・・・」


「無事切り抜けたんだからいいじゃねえか。」


俺はクラン何某・・・・蘇りの灼熱だっけか?忘れた・・・・のリーダーにそう言う。


「見てましたよ、一部始終。あの大技・・・・よくできましたね?」


「おお?かっこよかったか?」


「はい!素敵でしたよ?」


「何だやっぱり嫁に行くのか?」


「行きません!無理です!あのメンツの中に入るのは・・・・」


「・・・・よく分からんが無理すんなよ・・・・」


俺らはダンジョンから戻り、ギルドの建物にやってきている。


そして・・・・報告はカチヤさんとヘインチェちゃんがやってくれてる。

いやあ、ギルドの職員がいるといいなあ。


「なあ、もういいんだろう?休みたいぞ?どっか泊まる場所ねえのか?できれば身体を洗いたいな・・・・」


「ああそうだな・・・・あれだけ立ち回りをしたのだ、身ぎれいにしたいものだな・・・・」


浄化と言う魔法があるらしい。それにそう言った魔道具も存在するようだが・・・・たまには湯船でゆったり・・・・


したいが金持ち以外はそうも行かねえからな・・・・


風呂は贅沢・・・・

俺らはせいぜい週一でしか使えねえ。


街には大抵公衆浴場がある。


ただ、値段がそれなりにするから、早々は入れねえ。


だが今は・・・・金はある。


それに・・・・エリーザベトさんみたいな女性と一緒に入れたらな・・・・ああ無理だな・・・・男女別だからな・・・・


だが!あるのだ、入れる方法が。無論拒絶するだろうが・・・・貸切風呂だ!

家族風呂とも言うが・・・・かなりの金を使えば、そう言った貸切風呂の存在がある。

まあ、主に富裕層は貴族が使うらしいが。


ま、夢だな・・・・美女3人と風呂・・・・


あ、まずいぞ・・・・想像したら反応しちまった・・・・


そんな阿呆な欲望で妄想してたら、2人が戻ってきた。


「報告終りましたよ!」


元気よくヘインチェちゃんがやってきた。


「素材全部売ってしまってよかったんですか?一応素材は言われた通り全部売りましたが、スキルは回収したままにしてますけど?」


カチヤさんがそう報告してくれる。


「素材の使い道あるのか?」


「個人的にはあまりないですね・・・・ああ、そう言えばギルド長が呼んでますよ?」


「嫌だ!」


「ええ?何でですか?」


「疲れた・・・風呂に入りたい・・・・」


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