第56話 進撃3

洞窟の入り口に到着すると中に入っていく

「壁に床・・・誰かが作った物なのか?」

ジンが呟く

「ジン!その通りだ!ここは元々頂上に向かう迷宮で頂上に神殿が有る!そこに魔王がいると思われている」

ベクトルが言う

「魔王を倒しに行きますよ!!そしたら、やっと帰れる」

美咲が呟く

「慎重に進んだ方が良さそうだな・・・美咲油断するなよ」

ジンが微笑みながら言う

「え!解ってるわよ!!」

美咲が言うとどんどん進んでいく


「何だこの大きな門は!!もしかしてここに魔王が」

ベクトルが言う

「大きいがどうやって開けるのか解らないな」

「それならば!」

美咲が言うと全力の一撃を門にぶつける

「美咲!!無理だ!!」

ベクトルが言うと門は全く傷付いて無いのを確認する

「何故壊せないの!!」

美咲が扉を調べながら言う

「仕方ない他に入り口が無いか調べるしか無いな」

ジンが言うと周囲を歩いて調べるが何も見付からない

「残念だがここを通らないと進めない様だな」

「ジン!その通りだな・・・・ここまで来て入れないなんて・・・伝承の鍵を探さないとダメか」

ベクトルが苦笑いして言う

「は?伝承の鍵?」

「神殿に行くには導きの証と言う鍵が必要なんだ」

ベクトルが真剣に言う

「は?初めて聞いたぞ!!美咲知っていたのか?」

「無くてもどうにかなると思っていました・・・」

「これからどうするんだ?どこに有るんだ?」

ジンが聞く

「それが解らず伝承を調べたが見付からなかった」

ベクトルが苦笑いしている

「魔王はいるんだよな!!どうやって魔王は中に入ったんだ?」

ジンが苦笑いしながら言う

「え?・・・・・解りません」

「本当に魔王はいるのか?」

「それはいると思いますが誰も見た事無いが・・誰が魔王がいると言ったんだ??」

ベクトルが苦笑いしている

「え!・・・・解らないけど、噂が広まっていたよね?」

美咲が苦笑いしている

「魔王がいるなら、もっと強い手下がいるだろう!雑魚ばかりではなく!!そもそも迷宮内に敵が少なすぎるだろう!!くそ弱い魔王なら解るが!そんなの魔王と呼ばないだろう!!」

ジンが大声で言う

「そうだよな・・・・・」

ベクトルが黙り込む


歩いていると美咲が何かを踏む

「え!」

美咲が言うと床が崩れて穴に落ちる

「キャーーーーーーーー!」

(ドン!!)

「おーーーい!!美咲生きているか?」

ジンが穴に向かって言う

「大丈夫!!何なのよ!!落とし穴なんて!!」

「落とし穴か?ウル下を見てきてくれるか?」

ジンが言うとウルが穴の中に入り降りていく


「ジン様特に問題は無かったです」

ウルが笑顔で言う

「美咲!通路は延びているか?」

「え!通路は見えます・・・」

美咲が言う

「クレア、サーラ飛び降りるぞ」

ジンが笑顔で言うと穴に飛び込ぶとクレアとサーラも飛び込む

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