第32話 ウンディーネのウル
翌日冒険者ギルドで魔物の情報を調べにいく
「ここら辺がある程度強くて狩り場に良いかな?」
「フロッグですか?大きな蛙ですよね」
「そうだね、倒せるかな?」
「頑張ります」
サーラが笑顔で言うと準備して行くことにする
王都から出て暫く行った所までくると猫ぐらいの大きさのフロッグが現れ出すと次々と斬り倒しながら進む
「ジン様!領域です!ボスがいます!!」
ドリーが言うと大きなフロッグがこっちを見ている
「デカイ・・・こっちを認識しているか・・・」
ジンが呟くとフロッグが舌を伸ばしてくるとジンは慌ててかわす
「いやーー!私を狙っている」
ドリーがジンの髪を持って叫ぶとクレアがこっちを見ている
「仕方無いか・・・倒すしかないな」
ジンが微笑むと剣を持って接近していくとフロッグは舌を鞭の様に叩きつけにくるとかわしながら舌を剣で切り裂くとフロッグは飛び付いてくる、ジンはかわしながら思いっきり蹴り跳ばすと大きなフロッグは黒い霧になって消えていく
「あ!蹴りで倒してしまった!!」
ジンが苦笑いする
「え!ジン様強い!!転職したんですよね!!」
「上級剣士になったぞ!」
「え!あり得ない・・・転職して能力が下がらない何て!」
サーラが驚いている
「腕力1900だったから半分になっても950だろ?大分弱くなった」
「は?凄すぎる!!私の数倍有るなんて!!」
「流石ジン様です」
クレアが笑い始める
「能力の話しは内緒だぞ」
ジンが笑い出すとサーラは呆れている
「ん?石?精霊石?」
「ジン様!!それは使わないで!!」
「どうした?」
「精霊が復活します!!」
「2体と契約は出来ないのか?」
「出来ますけど・・・・嫌です!!」
ドリーが涙目になる
「そうか・・・・」
ジンはニヤリとして泉に精霊石を付けると光輝き青い髪をした人が現れる
「汝が我を助けてくれたのは?」
「そうだね」
「水の精霊ウンディーネのウルと呼ぶことを許そう」
「そうか・・・ウルは何が出来るの?」
「は?加護の事か?回復と水の中で息を出来たり、水を操り防御とかも出来るぞ」
「ドリーと違って役にたつね」
ジンが笑い出す
「ドリー?ドリアードの馬鹿娘か?」
「ここにいるよ!」
「・・・そう言うことか!話が早くて良いが、ここの領域の代理は私にやらせて欲しい・・・多少は魔力が必要なので良いか?代わりに加護は与える」
「わかった!だけど繁栄と結界とゴーレムは作りたいが良いか?」
「当たり前だ!!ゴーレムが守ってくれないと領域を守れない!まさかドリアードはゴーレムを作ることに反対したのか?」
「調教中だが、ゴーレムどころか説明もしないで魔力を独り占めすることしか考えてなかった」
「解りました!後でキッチリ説教をしておきます」
ウルが微笑みながら言うとドリーを睨め付けている
「マスター権限オープン」
確認するとウルは初期の設定をしてくれる
「ウル自分がやろうとしていたよりウルへの魔力供給が少ないが良いのか?」
「大きくなったら別けてください、それまでは我慢します、守れない様では大変ですので」
「わかった全力で守るが寝る時だけは結界を張りたいと思うがどうかな?」
「はい!かしこまりました、ジン様」
ウルはお辞儀をする
「ドリー見習って我が儘言わないようにね」
ジンがドリーに言うとドリーが苦笑いしているとウルが聞き取りを始める
周囲に魔物が集まり始める
「ドリー魔物はどのぐらいいるか解るか?」
「ジン様!!えーと!え!沢山です!!」
「100以上ですね・・・この数だと諦めても良いです」
ウルが真剣に言う
「クレア!サーラと泉に近付く雑魚だけ倒せるか?」
「はい!任せてください」
「ウルはもしもの時はクレアとサーラを守って欲しい」
「解りましたジン様」
ウルは心配そうにジンを見るとジンは魔物に突撃をして次々と斬り倒していく
「え!ジン様強い!!あり得ない!!」
ウルが呆然と見ていると近付く雑魚をクレアが倒し始める
「ジン様は強いから沢山魔力をもらえます!本当に幸せ」
「ドリー!!ジン様の魔力を沢山貰いすぎです!!何を考えているのですか!!本当に我が儘!!」
「え!良いじゃん!!最高の宿主だから!!」
「良くありません!!もし怪我して亡くなったら、あなたは終りですよ!!どうしてこんなに我が儘に育ったのでしょう・・・・私がしっかり躾なくては・・・・」
ウルが決心した顔付きになりドリーを見ている
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