第30話 王都へ2

宿屋で休んでいると主人が慌ててやってくる

「早く逃げた方が良い!!表に仕返しに集まってきている!!早く」

主人が言うと階段を上がってくる足音が聞こえてくると主人は諦めたように振り向く

「テメエが!うちに喧嘩売っただな!!」

男が笑みを浮かべながら言う

「ん?売ってはないが?買っただけだ!」

ジンが即答するとサーラとクレアが笑い出す

「逃がさねえ!!表に出な!!」

男は剣を抜いて言う

「それで?脅しているつもり?」

「このやろう!!」

男が斬りかかってくるとワザと服を切らせる

「これで反撃して良いかな?」

ジンは微笑みながら言う

「え!剣を抜かれて斬りかかって来ているから好きにして良いと思うけど」

サーラが苦笑いして言うと主人が苦笑いしている

「何だ!!殺してやる!!」

男が斬りかかってくるとジンは腕を掴み膝うちで腕を完全に折る

「ぎゃーーーー!」

男が叫ぶとそのまま引きずりながら降りて外に出る

「貴様!!子分をよくも!!」

「こいつ?剣を抜いてかかってきたから返り討ちにしたから兵士に突き出しに行くけど」

「貴様!!やれ!殺せ!!!」男が叫ぶと男達がきりかかってくるとジンはかわしながら一人ずつ腕を折っていく

「つつつっ強い!!!」

男が後退りする

「後はあんただけだね」

「は?このやろう!!」

男が斬りかかってくるがかわしながら腕を掴むとへし折りついでに膝を砕く

「ギャーーー!」

男が転がりながら叫ぶ

「そういえばまだ仲間いるのかな?」

ジンが聞く

「頭が必ず地獄に連れていってくれるぞ!!!」

「じゃあ案内してね、面倒だから潰しに行ってあげる」

ジンが言うと男達を蹴り跳ばしていく

「ほら!仲間を引きずって早くいけ!そうでないと蹴飛ばすよ」

ジンが睨みながら言うと男達は青ざめながら歩き出す


建物に着くと男達は中に入っていくとジンは男を投げ込み中に入る

「なんだ!!貴様がやったのか!!!」

「返り討ちにしただけだ!襲う指示をしたのはお前か?」

ジンが聞くと男達が説明している

「お前達こいつを殺せ!!!」

男が叫ぶと襲ってくる男達は次々と腕を折っていく

「もう終わりか?終わりならこっちからいくよ」

ジンが微笑むとジンは一人ずつ足を折っていくと最後は震えている親玉を睨む

「くるな!!化物!!」

「命を狙うと言うことは狙われる覚悟があるだよな?」

「くるな!くるな!!!」

ジンは男を殴ると両腕を折ってから

「所で謝る人を許したこと有るのかな?」

ジンが言うと男達は黙り込んでいる


「ジンさん連れてきましたが、全員倒しちゃいましたか?」

サーラが入ってくると兵士と冒険者ギルド職員が苦笑いしている

「取り敢えず腕と足は折っておいた」

「・・・・まさか一人で!!」

兵士が苦笑いしながら言う

「1人で魔物を数百匹倒してくると聞いていましたが荒くれ者を1人で壊滅するなんて・・・」

「そうか?弱かったぞ!あ!まだ聞いている最中だった」

「お前達の仲間はまだいるか?」

男は黙り込んでいる

「足も折ろうかな?」

ジンは呟くと片足を持つ

「ヒィーーー!!辞めてくれ!!」

「勝手に喋れば手が止まるかもよ」

ジンはそう言うとゆっくり力をいれていく

「隊長が俺達の仲間だ!!頼む辞めてくれ」

「そうなんだね、隊長が・・・・」

ジンは兵士を見て苦笑いしている

「どうすれば・・・・」

「自分達は関係ないから、あなた達の手柄にしな!面倒事は御免だから」

ジンが苦笑いしながら言う

「解りました!」

「冒険者ギルドは監視お願いしますね」

ジンが微笑みながら言うと職員が苦笑いしながら頷く

「じゃあ帰って寝ようかな」

「はい!帰りましょう」

サーラが笑顔で言うと帰っていく


2日後商人が準備を終わらせると王都へ出発する

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