第23話 ギルドマスターとセルシオ
セルシオは冒険者ギルドに戻る
「どうでしたか?」
「ジンは見つけた」
「そうだろう!!ジンが操って騒ぎにしたんだ!!私を陥れる為に!!」
ギルドマスターが笑い出す
「そうだな・・・ギルドマスターがジンを陥れる為にジンのせいにしていたのは明白だな・・・残念だ」
セルシオが苦笑いしながら言うと冒険者達がギルドマスターを睨んでいる
「ななっ何を!!ジンが仕掛けたんだ、!何を言っている!!そうだろう!」
「ジンはこの騒ぎを知らなかった!ギルドマスター、それに食事をしていて周りの人達も証人になるだろう」
「え!食事をしていたのですか?」
「そうだ!一緒に食べていた人だけでなく店にいた人が全員証人だろう」
「じゃあ・・・・ギルドマスターの言うことは信用できません・・・それに証拠も見つかりました」
職員が証拠をギルドマスターに突きつける
「この間のジンさんを襲った冒険者に極秘で依頼をしてジンさんを殺害しようとした証拠と今回の件の証拠・・・・更に以前の犯罪の証拠まで見つかりました」
職員が悲しそうに言う
「え!じゃあ・・・・ジンを殺そうとしていた!!!そうするとジンの金が目的か!!!許せない!!」
セルシオがギルドマスターを睨み言うと冒険者達が批判の罵声を浴びせている
「この事はギルド本部に伝えます」
職員は頭を下げながら言うとギルドマスターは牢屋に連れていかれる、翌日町中では冒険者が噂を流し始め町人は冒険者ギルドに苦情のために人々が殺到している
「ジン様上手くいきましたが、暫くは町を出ない方が良いです」
「そうだな・・・魔物が町を襲ったら大変だが、仕方無いか・・・・」
「ジン様が戦えば大丈夫です」
ドリーは笑顔で言う
「強いのがバレる方が面倒だが魔物を倒しにいくと言って・・・1ヶ所領域を作れば良いか・・・北側は魔物が少なかったからその辺りの奥で」
「あ!そうだねジン様」
ジンは魔物討伐に北側に向かい離れた位置の領域のボスを探す
「有りました!あれがこの領域のボスです」
ドリーが笑顔で言うとそこにはグリズリーがいる、ジンは接近していくとグリズリーは腕を振り攻撃してくるがジンはかわしながら腕を切り落とすとグリズリーは噛みつきにくる、ジンは後ろに避けてから剣を全力で振り抜くとグリズリーの頭を真っ二つ割ると黒い霧になって消えていく
「ジン様短剣が落ちています」
ドリーは短剣を見つけて言う
「グリズリータガー」
ジンは鑑定してから呟きアイテムボックスにしまい、岩に手をかざすと
「マスター権限オープン」
領域の状態を確認するとジンはゴーレムを作成する
「領域の魔力結構有るから簡単にゴーレム出来た」
「ジン様ゴーレム強化しますか?」
「そうだね、それが一番だね」
ジンがそう言うとゴーレムで魔物を倒し始めると一度結界を張り休憩してから町に戻っていく
冒険者ギルドに到着すると人は少なくなっていた
「魔石の買い取りをお願いします」
ジンが笑顔で言う
「え!ジンさん!!町にいたのですか!!昨日大変だったのは知っていますか?」
「セルシオが精霊様がどうとか言っていたけど何か有ったのですか?」
「は?!調べようとしなかったのですか?!!」
「必要ないので、それより魔物狩りをした方が良いですからね」
ジンは微笑みながら魔石を置いていく
「ジンさんを疑っても意味ないですね・・・又大きい魔石を・・・」
「ちょっと歩いていたら熊に会ったから狩っておいたよ」
職員は苦笑いしながら調べて数を数えると硬貨を積み上げる
「じゃあ又狩ったら持ってきます」
ジンは笑顔で言うと帰る事にするとセルシオが苦笑いしながら見ている
「ジン!何も気にせずにいたのか・・・」
「セルシオ周りに何て言われても気にしてない、それにそのうち旅に出るからな」
「そうかジン長く付き合わないからどうでも良いと言うことか・・・・」
「そう言うことだ、理解してくれるのは1人か2人いれば良い」
ジンは笑い出すとセルシオも笑っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます