第14話 リザード討伐初日夜
日が暮れると冒険者達はご飯を食べ始めている
「ジン!!貴様セルシオさんが戦っているのをただ見ていやがったな!!ふざけるなよ!!何様だ!!」
冒険者が怒鳴りにくる
「静かにしてくれないか?魔物が集まってくるぞ」
「なんだと!!貴様!!たかがEランクのくせに生意気な!!」
「実力もないのにランク上げたのか?」
「なっななんだと!!」
「リザードに追われて、周りに迷惑かけておいて、偉ぶるなんて愚か者だな」
「なななななんだと!!!」
「ん?事実言われて頭に来たのか?」
「このやろう!!」
冒険者はジンを殴りにくるがジンは軽くかわす
「なななんだと!!きさま!!」
冒険者は怒り殴りくるがかわし続けていると冒険者達は歓声を上げながら応援しているがジンは軽くかわし続けている
「はぁはぁはぁはぁ・・・・・」
「もう終わりか?遅すぎて眠くなって来たぞ」
「くそーー!!貴様」
冒険者は殴りにくるが勢い余って転ぶと冒険者達は大笑いしている
「終わりか?」
「くそー!何故だ!何故当たらない」
「遅すぎる!ただそれだけだ!!」
「なんでだ!!」
「解ったか?ジンの実力は間違えなくこの中で最強クラスだ!」
セルシオが冒険者に言う
「だが!協力してない!!」
「ジンはあの時も冷静に周りを見て周囲を監視していてくれた!もしあの時他のリザードが現れていたら対応出来ていたのはジン1人だ!!それにそこの4人はジンに命を救われた!!それもリザードを簡単に仕留められる実力が有るからだ!!」
セルシオが全員に聞こえる様に言う
「は!!・・・・・」
冒険者は絶句している
「恐らく俺よりもかなり強い・・・」
セルシオが断言するとみんなジンを見ている
「ジンさん昼間はありがとうございました」
冒険者達が苦笑いしながら言う
「明日は無茶するなよ」
「ジンさんは明日どうするのですか??」
「決めてないがどうした?」
「彼女に戦い方を教えてくれないか?彼女はプリースト見習いで前衛の経験が無い・・・守りながら戦う実力が無い・・・自分達と一緒にいると危ない」
冒険者が言うと女性が頭を下げるとジンは考え込む
「ジン様が明日遊びながら戦うより戦い方を教えてあげた方が暇潰しになるよ」
ドリーが肩で足をバタバタしながら笑っている
「仕方ないか・・・人に教えられるかは解らないが良いぞ」
ジンが言うと女性は笑顔になる
「サーラです、よろしくお願いします」
「じゃあ明日弱い魔物を見付けて訓練な」
ジンが言うとサーラは笑顔でうなずく
ジンはテントに戻る
「ドリー周囲で弱い魔物がいるエリアは?」
「リザードがいる反対方向にいます」
「明日はそっち側でちょっと訓練するか・・・」
ジンは苦笑いしながら考えている
(面倒な事にならなければ良いが・・・・)
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