13話以降は怪獣との戦いがメインになってきました。
前半は自衛隊の戦いが繰り広げられますが、男の子はやはりこういうシーンが好きです。
映像化したら映えそうです。
また元凶になったボケナスが自分の行いの報いで死ぬのもお約束。こうでなくては。
後半は秘密兵器による甲斐路さんと乙掛さんの戦いですね。
ただ戦いと言っても安易に攻撃するのではなく、和解を選ぼうとするのがよかったです。
護神獣は元々古墳を汚されたことで人類に警告するために出現したので、悪い存在ではなかったため和解という選択はなるほどと思いました。
護神獣がトラックや新幹線を破壊したのも、「人類が煩わしいだろうと思った」というのも斬新だと思います。
そう言えば、自ら街を破壊している描写はありませんでした。自衛隊を攻撃したのも、先に攻撃したのは人類の方でしたから。
甲斐路さんと乙掛さんの戦いが無駄にならなくてよかったです。あの二人がいなければ人類は宇宙人に滅ぼされていたかもしれない。
二人の命懸けの行動が実を結んだことで、読後感がいい最後になったと思います。
まさに読む怪獣映画という作品だと思いました。
作者からの返信
完読頂きまことにありがとうございます。
「読む怪獣映画」という評価を頂き、たいへん嬉しく思っております。
「護神獣」という設定は、怪獣にも意思や存在意義を持たせたかったので、そういう形にしました。
拙作「2011年 3・11からのカクヨム」にも書きましたが、実は私、「シン ゴジラ」を映画館で観て、ものすごくガッカリしたんですよ!
肝心のゴジラがやたら巨大化してて、まるで生物としての意思や動物らしさが感じられず、単なる「使徒」のようにやって来て、人類がただオタオタ右往左往するだけの映画だったからですね。
まぁアレを面白いと思えた人ってのは、人類の右往左往ぶりと、CG特撮の出来を評価してるんだと思いますが、本来の昔からのゴジラファンは私のように裏切られた感が強かったことでしょう。
それを踏まえてこの作品を描いたつもりです。
今現在、筆が遅れがちながら「怪獣少女 甲斐路 優 2」を書いておりますので、興味持って頂けたなら、そのうちまた覗いてみて下さい。
私の作品にお付き合い頂きましてありがとうございました。
では。
おはようございます!2020年9月22日開催の自主企画:「いろんな世界への訪問会」主催者の椎葉 透です。コメント投稿が遅くなってしまいましたこと,お詫び申し上げます。この度は企画に参加して頂き、誠にありがとうございました。この世界へ訪問した感想を以下に述べさせて頂きます。
感想↓
個人的にはSF自体はあまり読むことがなかったのですが非常に興味を持って読むことができました。
心のないイタズラが原因で護神獣が出現し,まるで目に付く高速の物体に攻撃対象とさだめ攻撃した結果,沢山の被害,そしていくら攻撃しても効かない……まさに圧倒的な怪獣と呼べる存在で,それに立ち向かう主人公たちの行動にはハラハラさせられました。
最終話あたりでは甲斐(かい)路(じ)が自衛隊による攻撃で頭を負傷しますが,神獣は2人の姿に嘘偽りはないと信じて元の場所に戻って行き,彼女の怪我が治った時にはホットしました。が,それもつかの間……部隊長が作戦失敗した焦っていたのでしょうか。山ごとふっとばそうとしたシーンではその焦りをすごく感じました。最後にカラスに襲われて死亡したことで報いを受けた感じがしました。
最終話まで読まさせて頂きましたが、最初はヒロインがウルトラマンにでもなるのかなと思ってました(笑)(異世界系ばっかり読むのが原因かも)ですがリアルでエキサイトなシーンは読む意欲を促進し彼女の行動や最後にどうなるかが気になり最終話まで読みました。
個人的に気に入った点がありました。
「2人の決意」
護神獣の圧倒的な力に対し、自衛隊は奮闘するも全ての攻撃は効かず歯が立たない状況で甲斐(かい)路(じ)が取り出したのは秘密兵器である護神獣と話せるスピーカ!これで話すというまさかの方法でびっくりしました。私なら絶対嫌です勇気がありません。(笑)ですが自衛隊が本格的に攻撃を行えばどうなるかが分かっている彼女の提案には納得できます。そしてその真剣な彼女の言葉を聞いた主人公が決意を固め,彼女を信じ命を預けるシーンはもえました。とても印象深かったです。
今回のイベントとしては最終話までの訪問となりました。この度は面白い世界を提供して頂き、誠にありがとうございました!今後も、この世界に訪問したいと思っております!
作者からの返信
最終話まで読んで頂き、かつ丁寧な感想コメントを下さいましてまことにありがとうございます。
子供の頃から特撮怪獣映画を見て来た私としては、どうしても描きたかった怪獣小説だったので、かなり頑張ったつもりです。
書く上で心がけたことは、場面のリアリティーと、主役を普通の庶民にすることでした。
荒唐無稽な破壊光線とか、やたらと高性能な戦闘機やら兵器やら持ち出すことなく、現実的な怪獣撃退作戦を書こうと思いました。
そのへんは、読者にはある程度理解と評価を頂けたのではないかと安堵しております。
普段あまり怪獣映画などに馴染みが無い方にも、単純に面白いエンターテイメント作品として受け入れて貰えたら嬉しいです。
怪獣少女 甲斐路 優の第2弾を実は書こうと思っているので、その際はまたよろしくお願いします。
この度はありがとうございました。
こんにちは。
週刊カクヨムを主催している戸﨑享です。
今回は自主企画「(週刊カクヨム企画) 週刊カクヨムコンテスト第3弾『劇場版的な作品求める』」にご参加いただきありがとうございました。
今回参加していただいたこの作品を「短編劇場版賞」受賞作品として、次回の週刊カクヨムNo.48で紹介させていただくことにしました。
万が一掲載を辞退したい場合は連絡をお願いいたします。
作者からの返信
コメントならびに栄えある受賞を頂きましてまことにありがとうございます。
この作品は現地ロケハンをしたり私にしてはかなり苦労して書き上げたものでしたので大変嬉しいです。
あらためて感謝申し上げます。
よろしくです。
企画にご参加いただきありがとうございました!
(そして期間内に読めず、申し訳ありません……)
怪獣。
それだけ聞くとどうしても荒唐無稽な感じがしてしまうのですが、
設定や自衛隊の戦闘の描写などがとても丁寧で、
豊かな風刺や寓話性を孕んだ素晴らしい作品だと感じました。
作者からの返信
読了ならびにコメント頂きまことにありがとうございます。
SF小説は、荒唐無稽な現象に、如何に「必然」を結び付けるかということと、エキサイティングな映像を読者にエンターテイメントとして提供することが大事なんですよね。
そのバランスが上手く取れれば私としては成功だと思っております。
個人的には、「シン・ゴジラ」よりは面白い作品に出来たんじゃないかな…と思っています。
編集済
完結おめでとうございます。
現実路線で面白かったです。
政府側、言い分は分からなくも無いんですが、悲しいかな、身の程知らず。まぁ、メンツもあるってのも分かるんですけど。<あくまで怪獣討伐
で、あれだけの出来事を共有したのに、ちゃんと付き合ってる感じになってない二人ってのも良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
「怪獣少女 甲斐路 優」に最後までおつきあい頂き、本当に感謝申し上げます。
何とか書き上げることが出来て、非常にグッタリしております。
私の今の素直な気持ちは……
!宇都宮市民の方にこの作品を読んで頂きた~い !! 」
…です!
あっ、そう言えば、
先日たまたま知り合った栃木県出身の方に「多気山」の話をしたところ、
「ん?…タキヤマ?…宇都宮の?……あぉ~~あ!それ違うよ、タゲサンだよ !! 」
という指摘をされました。
私はタキヤマという山だとばかり思ってました~。
宇都宮市民の皆様、どうもすみませ~ん😣!
今更ですが、完結おめでとうございます!
おっさんが感銘を受けたのレビューコメントに
では、私のようなじじいが読めばどうか?と読み始めました。
読んで良かったと思いましたが、
構成的に少し時代を先行した作品と思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
楽しんで頂けたようなので良かったです。
時代を先行したというのが、自分では特に意識した訳ではないので良く分かりませんが、完読して頂き感謝申し上げます。
もしも興味持って頂けたなら、
「怪獣少女 甲斐路優2」も覗いて見てください。
よろしくです。