10 特別
4人になりました。
全員眠ったみたいなので
サプライズしてあげよう。
衰弱した酔っぱらい。
彼だけ、そっと隣のお部屋に入れてあげました。
白い壁の、清潔なお部屋。
暖かい、お部屋。
お部屋の電気を点けます。
僕の寝床の壁
他の3人が寝ている壁を
ガラス張りにしてあげました。
突然の灯りに反応して
目を覚ます4人。
酔っぱらいだけは
ガラスの外の部屋。
そこは、狭いけど、テーブルもイスもあります。
テーブルの上に
お寿司を用意してあげました。
それに気がつく酔っぱらい。
ガラスを叩いて
何か叫んでいるチンピラ。
酔っぱらいは
ガラス越しの3人の前で
お寿司を食べます。
子分が、泣き出しました。
もう、一週間、食べていない。
酔っぱらいは
泣きながらお寿司を食べています。
冷蔵庫もあります。
酔っぱらいが冷蔵庫を開けると
ビールがあります。
ゴクゴクとビールを飲む酔っぱらい。
良かったね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます