3 酔っぱらい
僕は、ハエの姿です。
立派なハエです。
あまり目立たないけど。
夜中のコンビニエンスストア
何人かの人が
立ち読みしたり、お弁当買ったりしてます。
酔っぱらいが、店員さんに絡んでます。
店員さん、かわいそう…
みんな、見て見ぬふりしてます。
この酔っぱらい
あーあ……
無職で、親のお金で、働きもせず
好き勝手やってるんですね。
立場の弱い人たちに
因縁つけては困らせる。
人間のクズ。
ご両親、嘆いてるよ……
友達は、うわべだけの、お付き合い。
お金だけの、薄っぺらな関係
僕は、見えるんです。こういうの。
やっと、コンビニエンスストアから、出てきた。
こういう人って
結構ズル賢い
警察の厄介になるギリギリ
うまいこと手加減します。
僕は、きれいなお姉さんに化けました。
酔っぱらいは、僕に声をかけます。
朝飯前です。
この酔っぱらいの、好むもの
キライなもの
僕は、全部、見ることができるんだ。
だから
簡単です。
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