第855話 アマビエさん、本格的にお休み

 アマビエさんにそんなことができる気がしない。


「あー、極楽」


 アマビエさんは喜々として横になっている。机の上に置いてある缶に気づかれなくて本当に良かった。あれには、お金を出し合って買ったお菓子が入っているのだ。


「で、ここがさっきも見た休憩室」

「どうも」


 白衣姿になったパートさんと、薬局長が姿を現した。


「そこが簡単な台所になってて、電子レンジと湯沸かしが置いてある。もう少し勤務時間が長くなったら休憩がつくから、お弁当や軽食を持ってきてもいいよ」




【薬局あるある】外に食べに行く時間がないので、食事は薬局内で食べる。

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