第849話 アマビエさん、響かない
「社長にも伝えておこう。ふう、有能すぎて自分が怖い」
「調子に乗るんじゃないわよ。あんたが役に立ったのは一瞬だけ」
「妬みとは醜い……」
クタベさんの言葉は、まるでアマビエさんに響いていなかった。
「どうするんですか? あの状態はちょっと鬱陶しいような」
「大丈夫よ。お目付役を呼んであるから」
「あっ」
その言葉の直後にヨゲンノトリさんが舞い込んできて、怒濤のようにアマビエさんを追い回す。アマビエさんは巨体に似合わぬ速さで薬局から逃げ去っていった。
【薬局あるある】採用が決まると、初出社日まで皆ワクワクしている。
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