第831話 アマビエさん、同席する
仕事の出来るお姉様を勝手に想像しているが、箸にも棒にもかからないという可能性はある。僕は頭を振って、その日は眠りについた。
できるだけ早く会いたいと先方が言うので、僕は次の休みの日に、駅前まで出かけていった。平日の午前中なので、指定されたファミレスはすいている。
「こっちだよ」
奥の方の席に社長とアマビエさんの姿が見えた。……なんでいるんだ、あの妖怪。
「遅くなりました」
「いや、こっちも今来たところだから」
「……よろしくお願いします」
【薬局あるある】たまに、面接に実務に関係無い人が出てくることがある。
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