第827話 アマビエさん、バラした?

「久しぶりだね」


 仕事から帰ってみると、社長からSNSにメッセージが入っていた。僕は冷や汗をかく。


「この前のたこ焼きパーティーがバレたのかな?」


 アマビエさんには黙っておいてくれと言ったはずだが……と思いながらメッセージを読み進めると、そうではないことが分かった。


「一人、君の薬局で働いてみたいっていう人がいるんだけど。会うだけ会ってみない?」


 そういえば人探しを頼んでいた。あまり期待していなかったが、本当に探し出してくれたのか。



【薬局あるある】顔の広い人は、頼んでおくと本当に紹介してくれる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る