第791話 【番外編】アマビエさん、いつでも来られる

 こんな感じで要らない食料がどんどん捨てられていった。なんなら、今までで一番捨てる率が高かったかもしれない。僕の食品棚と冷蔵庫は、奥まで見通せるほどがらんとしてしまった。


「これからは、安いからって無闇に買うなよ」

「イエス、サー」


 また大量に出たゴミを捨てに行って、今度こそ掃除が完了した。生まれ変わった部屋を見るといかにも快適そうで、僕は床に寝転びたくなった。


「これからはこまめに掃除をして、この状態を保ってくださいね」

「気をつけます」

「では、労働七時間分で、一万と五百円いただきます」

「そうだった!!」

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