「なんでそんなところに？」

「全然違う行だな」

「これはダイナミックですね」

「こんなもん、見つかるわけないな。どうしたんだよ、お前」

　人外三体（＋頭ひとつ）に集中砲火を受け、僕は必死で記憶をたどった。

「あっ……」

　思いついたことが一つある。

「リバロ、というのは薬の商品名なんですよ」

「どういう意味だ」

「例えば、このペットボトルのお茶。商品名は『ほ～いお茶』ですよね」

　皆がうなずいた。

「でも、成分名は『緑茶』になります。別に矛盾してませんよね？」

「ええ、そうね」

【薬局あるある】

　誰かが見つけると、全員集まってくる。

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